先日、母が兄弟を集めて、これからのことと今の自分の考えを話したいからと、話す場を設けました。
それはいつもと変わらない家族の会話と、ゴールが見え始めている母、もう直ぐ子育てがひと段落する兄、子育て新米の妹、今だ迷走しながらも突っ走っている私(苦笑)のいろいろな立場から率直に意見を交わした有意義な時間でした。少なくとも私にとっては。
いろいろと人生は思い通りにはいかないことも多いけど、その経験があっていろんな見方ができると改めて思い、自分はこの経験をしてきたからこそ、こんな考えになったんだと思いました。
で、今後も言いたいことを言い合って協力するときは協力し合うということで会は終了。
で、協力し合うとなると、ある程度いろいろな情報は共有しなければならないので、知恵をつけていかないと通じる話も通じない。妹は兄から14冊の本が送られてきて、子供と自分だけの毎日に少し負荷がかかっている模様。私もそのあとにその本が回ってくる予定なので、いい意味で刺激がありそうです。
そんな中、義姉のところも義両親といろいろあったそうで、ちらっと私に連絡してきました。
そう思うと、相談できる兄弟がいないというのも、きつい時もあるだろうなと思ったのです。
今まで、私からすれば、彼女は兄弟は変わらないけれど、彼女の生活自体は変わらないじゃないという、ある意味羨ましいよね、みたいな皮肉な思いもなきにしもあらず。
でも、親が歳をとり、親自体の考え方も変わってくると、たちまち状況は変わってくる。
彼女の場合は、相談できるし親への思いも共有できる相手が、大人になってから失いここへきて一人で受け止める時が来たのです。
兄弟がいてよかったなぁなんて思ったタイミングで、義姉からこの話を聴きやっと、彼女の大切な兄弟を失った思いというのを垣間見たように思いました。
とはいえ所詮は他人。私は夫になれないし、彼女の妹にはなれない。義両親からもきちんとそこは線引きされていますし、それが夫が私たちを守ってくれていると心から思っています。
でもね、「大切な人を亡くした」と言いう立場は変わりません。
ここまで、何度もこの家を出て実家に戻ろうかと思っていましたが、そこは姉がいろいろと気遣いをしてきて、今があります。
子供同士も本当に仲が良くて、感謝の気持ちです。
何ができるというわけではないけれど、何か気持ちをこぼしたくなったら聴くくらいのことはできるかな。
夫は彼女のことをどういう思いで見守っているんでしょうね。
こればっかりは、私にはわからないけれど、きっといい道に導くんだろうなという気持ちだけはあります。
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