死別後の仲間

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<この記事を書いた人>

産業カウンセラーの資格を取ったのは夫が亡くなって4年後の秋。

 

当時の私の心は、まだまだ整っておらず、人に夫のことをまともに話せませんでした。

そんな私に「産業カウンセラーの資格を取ってみませんか」とメンターからお声をかかったからには私の中にYESしかありません。

そんな状況で、私はカウンセラーへの道を進むのです。


その勉強で、たまたま一緒になったグループの仲間と久しぶりに飲んで来ました。

 

当時、一流企業に勤める方もいれば、大学院を目指す学生までいました。

私は劣等感の中で、勉強を始めました。

いたたまれない気持ちでいっぱいの私でしたが、今はその気持ちは一切ありません。

 

死別後、大人になってからの友人ができたことは本当に私の宝です。

 

私は、この人たちに、なんの引け目を感じず話せるようにしていただいたことに感謝しかありません。

 

なぜ私が劣等感を脱却できたかと言うと、一つはみんな何かしらの課題を抱えながら生きているという気付きを得たことです。

毎週自分の話をし、相手の話を聞く練習を重ねた勉強で、皆さん自己開示して自分の悩みを打ち明けてゆきます。

そこで、いくら一流企業の人であっても、悩むときは悩むし、みな何かしら抱えながら生きているのだと気が付きました。

大きな意味で私だけじゃないと思えたから。

 

そして、劣等感の塊の私を、ある意味リスペクトして受け入れてくれたことが大きいです。

頑張っていると、みんなそう言ってくれました。

そして、それを受け入れられる自分に変化させてくれた仲間なのです。

 

私はここでも劣等生でした。

みんなが受かる試験も、落ちました。だから人一倍勉強して、勝ち取ることができました。

その時も、協力してくれたり、教えてくれたり、心から応援してくれた人たちでした。

だから、私もこの試験に合格できたし、絶対に追いつきたという思いからしがみついてがむしゃらに勉強しました。

 

そうさせてくれる仲間ですね。

 

大人になってからの友人って貴重です。

世代もバラバラ、キャリアもバラバラ。

それが劣等感を生んでいたけれど、今はそれが活きている仲間だなと思います。

 

そして、何より心から仲間と笑える自分が最高。

嬉しいですし、幸せだなと心から思います。

 

そして、少しの余裕がないとこうして仲間にも会えないですよね。

だからそうあり続けたいと、また今後の生きる活力になりました。

 

本当に素敵な時間をありがとうございました。

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