自分が死別シングルマザーであることを言えないこと、言わないことはいけないことなの?

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<この記事を書いた人>

前菜のサラダが美味しいと、期待感がグンと上がります。ここのサラダは確実に美味しい。素材がいいんだろうな…。

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正直さが苦しくすることもある

ランチ会からご縁をいただいたMさん。

個別相談をお申し込みいただきました。

皆さんは、自分が死別シングルであることを公言していますか?

私は、あえて、初対面の人に自ら言うことはありません。

でも、聞かれたら、抵抗なく答えらえます。

でもね、当時は口にするのも憚られました。

どうしても言えなかった。

うちの場合、子供が

パパ死んじゃった!

と言っていたので、周りは知っていましたが、詮索してくる人もいなかった。

それを言わなきゃいけないわけではないです。

でもどこかに「正直であることが清く正しいこと」と言う感覚があるから、言えない自分、言わない自分はなんだか後ろめたい。

Mさんは、そんな思いを抱えているお一人。

私にお話をしにきてくれました。

でも、少しずつ話を棚卸しをしてゆくと、彼女の大切な人たちには言えていると言うことがわかります。

職場でも理解してくれる人がいる、と。

そして、今は、ランチ会の仲間にも言えるようになったし、私にも話に来てくれました。

要はね、これ、訓練・・と言うと厳しく聞こえますが、ただの慣れなんですよね。

言えば言うほど自分が受け入れられるし、軽くなる。

私は、カウンセリングも渡り歩いたし、とにかく飽きるほど夫の話をしました。

そうすると、いつの間にか整っていくんですよね、色々なことが。

そして、一番自分が言いやすい言葉というのが分かってきて、さらっと言えるようになります。

そして私が一番感じたことは、これ。

やっぱり大事な子供を優先するんですよね、母親って。

彼女もその代表。

彼女よりお子さんありきの人生だから、なかなか整わないのかも知れません。

でも、ここからがスタートですね。

どんどん話して、どんどん軽くして、どんどん整えていきましょう。

 

死別後、支離滅裂じゃなく、気持ちに整理がすぐに付くと言う方が私には不自然に感じます。

先が見えないから、漠然とした不安がある。

でも、一つ何かが片付くと、ある瞬間に一気にことが変わることだってある。

それを見つけるために話をするのです。

彼女がランチ会で、最初に入ってきた時の顔、私ははっきりと覚えているんですよね〜。

もう、頼りなげで、不安そうで、うつむき気味でした。

でも、この間のセッションでは涙あり、笑あり、本当にチャーミングなんですよね。

その度に、ピアスがゆらゆら揺れて…なんか、わかります??

躍動感があるのよ、彼女には。

きっと社交的で、とっても気遣いのできる人。

人と自分を比較しないで、言えない自分もオッケーだから、ご自身の素敵な部分を受け入れてね。

感想です

 

今日は、お忙しい中、支離滅裂な纏りのない
話を聞いて下さりありがとうございました。

漠然とした不安があり(生活、お金、就職、老後など)
一気にお話を聞いてもらいました。

 

少しずつ解決していく事、頑張りすぎない事、そして、ここまでやってこれた自分を褒める事など自分の見方を変える事をお話して下さり大変 自分を見つめ直す機会となりました。

日々を大切に少し自分を中心に色々考え過してみたいと思います。
本当にありがとうございました
また、宜しくお願いします!

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コメント

  1. mamucho より:

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    いつも読ませて頂き勇気をもらっています
    死別シングルマザーである事
    言えなくはないです
    仰る通りこれは訓練の様なもので
    慣れかも知れませんね
    只、死別のその先の死因とか
    色々詮索してくる方には困惑してしまいます
    一度馬鹿正直に話したら「誰にも言わないからね」と言われ
    「自死って隠さないといけない事なの?」と思い
    何とも複雑な気持ちになり、それから詳細は話さなくなりました。
    長々と書いてしまいました
    又、遊びに来ますね。

  2. 田中 真弓 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >mamuchoさん
    コメントありがとうございます。
    死因を聞くというのは、セットでというのが、ならわしなんでしょうか。
    旦那様亡くなられたの?ご病気で?
    大抵こう聞かれます(私はね)。
    では、病気でない死因だったら、なんなの?みたいな。
    病死ではなくお別れした方はその言葉自体に反応してしまったり、言うこと自体辛いのに、言わなきゃいけないの?と自分に無理をさせてしまう。
    でも、案外枕詞のように、何も考えずその人の思い込みで言っている場合もあります。
    そして、経験値ですが、多くの人はそうなんだ、とそれ以上何も聞かないという場合が多い気がします。
    だから、ただの興味で言っている場合もあるし、実はそのかたも死別を経験して共感している場合もありますね。
    私は自死の場合、先日も書いた通り病死と理解しています。
    だから、病死ですと一言。そして、それ以上聞かれたら、「今は辛く言えない」とか、興味津々な人には「それ言わなければいけない?」とキッパリ言っても良いと思うんですよね。
    でも、まだまだ、自死への社会的理解がまだまだなくて、その人の持っているイメージというのもありますよね。
    だから、自分の中の思っている反応と大きくズレ、mamuchoさんのように複雑な気持ちになるのかなと思います。
    それ以来詳細は話さないと、mamuchoさんの出した答えは、ご自身を大切にしている行動の一つだと私は思います。
    そうやって、興味で聞いてくる人たちが、徐々にmamuchoさんの周りがらいなくなってゆくと思います。