仕事と通じ、視野を広げる〜仕事のこと3

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<この記事を書いた人>

死別ブログをお探し中のあなたに、少しでもお役に立てればと思い記事を更新しております月城真佑美です。

「死別シングルマザーが立ち直るブログ」で、私自身がどう立ち直ってきたのかを、記憶を辿りながら綴っています。

社会復帰した先は、とにかく人と会う数をこなす仕事でした。

それが私には、とても良かったという話です。

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仕事と通じ、視野を広げる

死別後の最初の仕事は医療事務でした。

総合病院だったので、色々な科の受付に回されてました。

病院とは、色々な人が色々な病気を抱え、治療しにくる場所。

変な話、人の数だけ人生があるのだと毎日感じる事のできる場所でもあります。

つまりは、自分の人生が特別ではないと思える場所でもありました。

かなりハイスペックな人がメンタル不全になってしまうとか、風俗が大好きすぎの性病治療の常連の若者とか、いつも受付でキレてしまう人とか…色々な方の人生を垣間見る場所だったので、何が良いのか、何が悪いのか、何が正しくて何が間違っているのか、その価値観が毎日シャッフルされるような日々でした。

ですから、自分の死別の人生が果たして悪いことなのか、はたまた、夫の人生は良かったのか悪いことなのか、今まで自分で自分の人生を決めつけいたのかもと、凝り固まった狭い視野が毎日崩されていくような感覚がありました。

ですので私は、まずはフラットに色々な人がいる事を受け止める毎日を過ごしました。


むしろ元気で働いているスタッフが、愚痴を言ったり、例えば私に保険金がいくら入ったの?と聞くおばさんがいたり、そっちの方がよっぽど闇を抱えてるような気がしました。

そして、私は夫を亡くす前はどちらかというと、その闇側に所属していだかもしれないという事に気がつきます。

夫がいようと、体が健康でいようと、闇を抱えてる人はそれを生み出して仲間を増幅させます。

そこに加担するのは簡単で、だから、私はそうしてきたのだとも気がつきました。

仕事をする中で、この膨大な人たちの人生や一部を垣間見て、本当に誰一人として同じ人生などないという事少しずつ体感していきます。

午前中の外来はとにかく目が回るほど忙しいので、それをひとつづ吟味する事もできませんでした。

それが狭い世界で生きて来た私にとって、とても良かったのだと思います。

1日の大半を過ごす仕事という現場でそれを経験できた事はありがたく、私の苦しさの軽減に役に立ちました。

そして、私がその人の人生をいいとか悪いとか決める事は何の意味もなく、逆に言えば自分は自分でいかようにも決めることができるし、他の人に決められるものでもない事に徐々に仕事を通じて気が付く事のできる仕事に巡り会えたのです。

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