死別ブログをお探し中のあなたに、少しでもお役に立てればと思い記事を更新しております月城真佑美です。
「死別シングルマザーが立ち直るブログ」で、私自身がどう立ち直ってきたのかを、記憶を辿りながら綴っています。
私は同じ、旦那さんを亡くされている方に偶然にも出会うことができました。
理解してくれる人は一人でもいれば強くなれる、その光が見えた私。
やっと分かってもらえた
私は、死別シングルマザーになって初めて同じ境遇の人に出会いました。
大黒柱を失った私は、頑張り方もわからずに、とにかく夫の代わりに頑張らなければと血眼になっていたようです。
でも、その頑張りは完全に空回りしていました。
だから何をやってもうまくいかなかったのです。
若くして夫との死別を乗り越える方法を、どこかで習うことはありません。
命については、戦争を題材にしたお話を道徳などで聞いた程度。
その時は無垢な子供でしたら、死とはかけ離れた世界で、他人事のように過ぎた時間でした。
だから、大事な人の死と向き合う、死別した心と向き合う方法なんて知らないのです。
自分自身もそうだけれど、周りの人だって同じだから、その方法を教えてくれる人なんていませんでした。
どうやるかわからず、手探りになるのも当たり前です。
そんな無知の状態で大黒柱を失うと、とっさに代わりになろうとします。
それは、自分以外の周囲の人も同じで、パパの分まで幸せになってとか、子供のためにあなたが頑張るのよとか声をかけらます。
死別直後の真っ白な頭の中を、なんだか頑張らなければいけないような洗脳にかけられるのです。
そして、パパと生前過ごした時の備蓄エネルギーを、その頑張り使っていきます。
自分の中の備蓄エネルギーだから、外から補充されず燃料不足になります。
私はこの状態の時(車でいえばエンプティの状態)「今頑張らなくていい」と言われたことで救われ、その言葉でエネルギーを注いてもらえたのでしょう。
今は頑張らなくていい。
だって、辛い中すでに頑張っているのだから。
当事者のNさんのひとつひとつの言葉は、乾いたスポンジが水を吸うように自分の心の中に染み渡っていきました。
自分の状況やしんどさをやっとわかってもらえたという安堵感。
そして、何より、凛とした彼女の姿は私の希望でした。
彼女から仕事を探すより、母子枠を利用して職業訓練校に通いながら資格を取ることを1つの案として提案されます。
ひとしきり泣いた私は、ぐちゃぐちゃの顔のまま、ハローワークへ向かいました。
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