死別ブログをお探し中のあなたに、少しでもお役に立てればと思い記事を更新しております月城真佑美です。
「死別シングルマザーが立ち直るブログ」で、私自身がどう立ち直ってきたのかを、記憶を辿りながら綴っています。
死別の辛さにどっぷり浸かることに無意識に抵抗感を持った私。
私は、そこから距離を取り、現実に向き合うことを決めます。
覚悟を決めると運命とは動き始めるものですね。私はこの日のことを一生忘れないと思うほど、大事な人との出会いをします。
心の師との出会い
ひとり親の仕事を専門に取り扱っている支援センターがあるとわかった私は、藁をも掴む思いで、飯田橋にある東京都一人家庭支援センターはあとに向かいます。
その場所は、皮肉にも私たちが披露宴を行ったホテルのすぐそばにありました。
でも、今思えばこの場所は私にとって、とても縁のある場所なのだと思います。
私は、久しぶりの外出でしたが、そこに怖さはなく、とにかく何かを掴みたくて、その場所に行きます。
入ると、支援員さんが2人、少し戸惑ったような顔をされたのを覚えています。
一人の女性支援員さんが、私に向かって
予約はしていますか?と声をかけてきました。
予約制だということをこの時に初めて知りました。
予約はしていません。と言いながら、私は「出直しか…」と少し落胆したときに、
今の時間は予約が入っていないから話を聞きますよ、と言ってくれました。
私は言葉に詰まりながら、自分の経緯を語りました。
それは淡々と。
その方は、私の話を一通り聞いた後に、
今あなたはすごく頑張ってきているじゃないですか。頑張るところが違う。
今、頑張るなんて無理よ!
と声をかけてくれました。
私は、この時、堰を切ったように涙があふれて止まらなくなります。
もう、今までずっと我慢してきた想いが溢れたました。
彼女は私も夫を亡くしているんですよ、と言って、穏やかに微笑んでいました。
その人こそが、今後私の師となるNさんです。
私は、やっと自分の気持ちを理解してくれる人に出会えたと!こんなも安心して泣けた自分を感じました。
頑張っても頑張っても報われない。
未来を見たくても見つけられない。
孤独で仕方ない。
そんな苦しい状況で、同じ夫を亡くした力強い死別シングルマザーから、ここまで頑張ってきたことを認めてもらい、今は無理と言ってもらえた言葉が心にスッと入ってきたのを覚えています。
私は、同じ夫を亡くした経験の人の言葉にどんなに救われたかわかりません。
私の師(メンター)となるNさんとの出会いです。
私の人生に少し未来が見えた記念すべき日です。
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