道標

スポンサーリンク

<この記事を書いた人>

産業カウンセラーは実技だけでなく、理論授業もあります。

その日の講義で、心の衝撃ランキングのような話になり、その1位が「配偶者の死」でした。

確かダントツ1位だったかな。

子供のトラウマにも「親の死」というのが入っていて、私はそわそわしたのです。

Wパンチって、私どうしたらいいのよ?

解らなかったら直ぐ聞く精神なので、私はその女性講師に質問しに行きました。

子供のトラウマが親との死別となっていますし、私は夫を亡くしています。

本当にどう対応したらいいのでしょうか?

 

質問した割にその答えを覚えていないのですが、それが全てではないというようなことをおしゃっていたと思います。

お礼を言うと、先生は少し間をおいて、私にこう言ったのです。

 

「私、カウンセリングやっているから、予約取ってくれたら、話を聴くわよ。」

 

ちょうど、前回の先生のカウンセリングに疑問を持っていたところでしたので、このタイミングの良さに驚きとともに、すごく嬉しかったのを覚えています。

しかも、先生の方から声をかけていただいたのですから!

私はすぐに予約を取り、先生のセッションを申し込んだのです。

先生はベテランの先生で、安心感がありました。

泣きながら今までのことを全てお話をしました。

そして先生はその日のセッションの最後に穏やかな口調で言いました。

 

ねえ、旦那さんがいた人生も楽しかったかもしれない。

でも、あなたが亡くなる時、こちらの人生で本当によかった!!と心から思えるような生き方をしない?

私は、その言葉でさらに泣き崩れ、その言葉と約束をしたのです。

私は亡くなる時に、私にこちらの人生でよかったね!と、私に言う、と。

この言葉は私の道標です。

パートナーを亡くした方のカウンセリング

当事者として、寄り添ったカウンセリングをいたします。

お申し込みはこちら

↓クリックして応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 家族ブログ 死別へ

コメント