「許す」

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<この記事を書いた人>

わたしを置いて、こんなに可愛い子供達を置いて、そんなあの人が。

はたまた、あの時ああいう風に言ってしまった自分が。

どうしても「許せない」ままになっていませんか?

わたしは、夫を亡くした当初、本当にその想いの行ったり来たりでした。

うちの場合、夫を会社に送り出し、そのまま還らぬ人になったわけですから、どうしてもあの時「いってらっしゃい」と言った自分が許せなかったんですよね。

(日常のワンシーンでしかないのですが)

許せない想いは徐々に収まります、これも時間の薬ですよ、と言いたいところなのですが、こればかりはなかなか難しいのではないかなと個人的には思っています。

では、どうやって許すことができたのか。

それはわたしの場合プロの力を借りたんですね。

わたしはカウンセリングに通っていました。

そのカウンセラーの先生に、「前世療法」をやってもらいました。

それはくしくも失敗(笑)。

そのあとに「エンプティチェア」(やり方リンクします)と言うものをやったんですね。

それがとても良かった。

前世療法が失敗して良かった(笑)。

それで、夫の立場になり、わたしに語りかける、わたしも夫に語りかける。

もう、ボロ泣きでした。

でもこれが、すごくすごく効果があり、とても心が軽くなったんですね。

簡単に言えば「相手の立場になって考える」って言うことなんです。

そうしたら、夫は自分の死にとてもとても後悔しているし、心の残りがあると言うのです(言うのはわたしなんですが)。

わたしも、今までの怒りや悲しさを泣きながら訴えました。

目の前に夫はいないのに、夫と話をした感じが持てた。

それがすごく不思議で、とてもスッキリしたんですよね。

それで、夫ってこう言う気持ちを持っているんだと、納得したんです。

そこから徐々に、許せるようになったと思います。

当たり前ですが、普段は自分の考え一つで生きています。

目の前に子供や、友達がいれば、多少本人がいるのでその人の表情や声のトーンとかを感じて相手の立場を考えやすいかもしれません。

亡くなってしまった人の場合、いくら仏壇の前で話しかけたとしても、基本「自分」の思いをぐるぐる巡らせるだけ。

なかなか亡くなった人の立場に立つって難しい。

でも、冷静になって、あの人はどんな思いだったのだろう?

今、例えば空からあなたを見ているとしたら、どんな気持ちで見ているんだろう?

あなたのことを許さないと思っているんだろうか?

あなたの泣いている姿を見て、心を痛めていないだろうか?

きっとその人を知っているあなたなら、それはわかるはず。

そこから、少し「許す」ヒントが見つかるのかもしれません。

 

 

 

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