”ジョン・ボウルビィによる悲哀の4段階”

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<この記事を書いた人>

死別シングルマザーのランチ会のプレゼン資料を作るにあたり、色々と調べました。

死については、まだ悲しみの中にふわふわいるときに、色々と本を読み漁っていました。

そこで、この4段階があると言うことは知っていました。

そういえば4段階・・・なんだっけ??何かあったなー

なんて調べていたら、ジョン・ボウルビィと言う学者さんのこんなにきちんとした理論があることに行き着きました。

その段階の中に「怒り」があると言うのが印象的で、かつ私も怒りの時期がありました。

自分への怒りと夫への怒り。確かにあったんですよね。

でもどこにもぶつけようがなくて苦しかった。

私の中で、この4段階はしっくり来るなと思ったし、私は、ありがたいことにこの段階をきちんと経て今に至っていると思います。

これがうまくいかないと、4段階に行くのが難しくなる場合もあるみたいですよね。

例えば葬儀についてもそう。

私は、葬儀はしましたが、お坊さんを呼ばず、完全に義実家のオリジナルスタイルでやりました。

だから、私はずっと夫に申し訳ない気がしていたし、自分でもなかなかけじめがつけられなかった。

三回忌から両家は別々で行うと決め、私は個人的にお坊さんを呼びました。

でもね、そのお坊さんがなんとなく義父に似ている方で、モヤモヤが解消されなかった(笑)。

その後夫のお友達が現れ、その方に自宅に来ていただき、友達を呼べるだけ家に呼んで、子供も一緒に「夫を囲む会」と言うきちんとしたお別れの儀式をしました。

本当に不思議なもので、やっぱりけじめは大事。

そこから気持ちが本当に落ち着いたし、なんて言うか夫とやっと一つになれた感じが持てました。

だから、私は長いこと仮面(自称)4段階目。

私はもう大丈夫って言う仮面をつけていたんだと思います。

心はとても危うかったし、傷だらけでした。

でも、きちんとお別れを「自分の納得する形」で執り行ったことで、とても強くなった気がします。

夫と私、一つになれた感じ。

でもきちんと分離している。

この理論は夫だけじゃなく、大切な人の死を体験した人に起こること。

だから、自分が悲しくて抑鬱状態になったり、行き場のない悲しみ、もしくは怒りに駆られてしまったり、全てがどうでもよくなってしまったり・・・・それと、人生を楽しみ始めたりしても、それは自然なこと、と理解しておくだけでも良くないですか?

それは自分がこの段階を少しずつ、それこそ私はよく言う歩く歩道、ベルトコンベアに乗せられて、進んでいると言うこと。

ただそれだけなんですよ。

そこは明かりがなく、真っ暗なのかもしれません。

だから、そこでいちいち自分を責めたりしなくていいんですよ、きっと。

そこに乗せられて、ただ、その段階だと受け入れればベルトコンベアがきっと4段階目に連れて行ってくれます。

だから、そこから無理して降りないで、その時を待てばいい。

必ず連れて行ってくれるから。

そして4段階目、ゴールに来た時、周りはとやかく言うかもしれませんが、新しいあなたの役割というのも見出して、その人生を十分に楽しめばいい。

本当に、その権利は誰にでもある。

この4段階、今はどのあたりにいるでしょうか?

でも、必ず4段階目に来るから、大丈夫ですよ。

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