やるしかない

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<この記事を書いた人>

死別後約一年が経つ頃、職業訓練校受講中の私は誰よりも早く就活をしていました。

死別で子ども二人、乳飲み子も抱えて、しかも社会人としてブランクがある。
しかも無駄に転職しまくっていた私。
医療事務という資格を取得したものの、経験もない。
なので、私はやる気と資格しか武器はない。
まぁ今考えれば医療事務って資格なくても働けちゃうんですよね。
だから、武器でもない。
私は支援センターの人に何度も履歴書を見てもらって、今までなんて馬鹿正直に、相手のことを考えずに自分の思いばかりで書いていたんだろうと気がつきました。
(夫が亡くなりましたと書いてました。)
これじゃあ採用されないわ、みたいな。
やっぱりことごとく落ちまくりました。
でも、私は生きるために必死でした。諦めなかった。
ハイ次!
ハイ次!
って感じで、とにかく数を打ちました。
最終的に、その訓練校で見学に行った病院に採用されました。
なので、この訓練校に行っていなければ、ここに採用されなかったって事です。
人生ってずっと繋がってる。
面接をしたここの上司はかなり年配の人でした。
私が死別を封印して面接を受けてきたのに、
子供がいるんじゃ大変だろ
とボソッと面接の時に言っていたのは覚えています。
同情採用なんてあるわけない。
とにかくそれは前面に出さないで就活すると決めていたのに、そんな事を言われるなんて本当に驚きました。
なぜがその言葉は残っていて、この病院には5年近くお世話になりましたね。
なんていうか、恩があったし、恩を返したいという思いがずっとありました。
恩を返せたかわかりませんが、私はラッキーなことにここは女性ばかりで、理解ある人がたくさんいました。
シングルマザーも2人いたかな。
子供は1歳と4歳になり、少ししっかりしてきてはいたものの、熱は見事に出すし、呼び出しもたくさんありました。
その都度快く帰してくれたし、お休みも取らせてもらえました。
だからやっていけたのかな。
入社一年後には時短勤務を使えたのは本当に助かりました。
そうやって、自分は子育てと仕事、人生の立て直しをしていきました。
そうやって生活の安定=心の安定を手に入れ、毎日必死に子育てと仕事の両立って言うのを実感していきました。
保育園に行き仕事をし、お迎えに行き、帰ってみんなでご飯食べて寝る。
毎日がその繰り返しで必死でしたね。
でもね、長男が年長さんの年にわたしは子供と私だけで北海道旅行に行くんですよ。
やっと自立できたなーと思いました。とっても楽しかった!
やるしかないから、やってきた。
わたしはただ、それだけをしてきたんです。
だから、なんていうか、みんな絶対できるし乗り越えてられるよー!って、本気で思っています。
今もこれからも、ずっと。
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コメント

  1. 3M より:

    SECRET: 0
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    やるしかないから。
    でも、寂しいよ~。
    私も、娘も。
    季節的に弱気になってきました。

  2. あおいほし より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >3Mさん
    こんにちは。
    いつもコメントありがとうございます。
    台風があったり、肌寒くなったり、心細かったり、寂しさが増したり・・・お気持ちお察しします。
    今日は、台風一過の晴天で暑いくらい。
    私は掃除を飛んできた葉っぱの掃除をしたり、衣替えしたり、洗濯したり、、その勢いで朝から夕食まで作り終えました。
    そうして動いて動いて動きまくっているときは、頭も空っぽでした。
    やれるかもしれない・・・その言葉はとても前向き。
    やれるかもしれないに、チャレンしてみて、その先にどんな3Mさんがいるんでしょうね。
    楽しみですね。
    さて、この人肌恋しい季節、どう楽しみますか?