死別カウンセラー万珠です。
当事者として、大切な方と死別した方へのカウンセリングをしております。
わたしの感じたこと、死別の辛さから解放される方法を発信しています。
逃げきれない
私は自立することから逃げていました。
どこかに依存して楽できることはないかを探していて、最後の砦が夫で、夫と結婚が決まった時に
逃げ切った!勝ち!
と思っていました。
ところがどっこい、夫は呆気なく逝去。
私はもう逃げ場がない状況に追い込まれました。
私はずる賢い自分に嫌悪感を感じました。
逃げ切ることなんてできないなと思って、そんな自分と向き合い自分の足で立つことを考え、今に至ります。
一旦逃げずに向き合ったので、今では限界に来たら逃げてもいいと自分を許す事ができました。
あの時逃げなくてもよかったと思っています。
息子の課題
次男は、私と長男の喧嘩を見て育ちました。
夫はいませんから、仲裁に入る人はいません。
逆に次男に言い過ぎたら、長男が言い過ぎじゃないかと言ってくれます。
そんな次男は、なるべく私に怒られないように、自分の意見を言わずに飲み込む癖が育ったました。
中学生になり、それが弊害となり、場の空気が読めず、自分の意見を言う場面で極度に緊張して、度肝を抜かせるような場違いなことを言ったり、逆に嫌なことを言われても我慢して、ストレスを感じて泣くなどの問題が立て続けに起こっています。
こう言うことがたくさん起こってるけど、どうしようか?と彼に聞いたら
もう自分の意見を言わない
と言いました。
私はこれが彼の最大の課題なんだなと思い、
自分の意見を言うことで、失敗して、改善するから人との距離感が分かってくるんだよ。
意見を言わないとそれがわからないままでいるよ、どっちが良い?
と聞きました。
彼はわかった方がいいと言う答えを出しました。
それなら、今回は失敗じゃなくて、それを教えてくれた事だよね?
と、ひとまず終着点を見つけました。
課題は次から次へとやってくる
私は、人には人生の課題があり、クリアしない限り、それが形を変えてやってくると思っています。
それをクリアした時に、ひとつ楽になり、また次の課題がやってくる、その繰り返しなのかなと思います。
課題は横道に逸れたくなるような、甘い道も同時に出てきたりします。
そっちに行くと、さらに大きな問題になってまた課題が現れます(笑)。
だから、早いうちに手を打った方が良いの。
でも、課題だからそれは見たくないものなんですよね。
息子を通して、私はそれを「言わされている」訳ですから、同時に私の課題でもあるんですよね。
そうやって自分の課題は周りに教えてもらいながら、人生をひとつづつ進みます。
息子と向き合いながら、私も私と向き合う時なんですね。
あなたに似たような事で、起こり続けていることはありますか?
きっとそれがあなたの課題です。
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