死別後の「漠然とした不安」は何か?

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漠然とした不安を持つことは自然なこと

夫と結婚した時、老後までイメージした方も多いのではないでしょうか?

ざっくりと、夫と結婚し、子供ができ、子育てが落ち着いたらまた二人の時間がやってきて老後を過ごすのだろうと。

いつか孫もできるかも、お父さん、お母さんだった私たちがおじいちゃん、おばあちゃんになるのかな?という、ざっくりとした道筋をイメージしたことと思います。

結婚するこの人となら、きっとずっと仲良くやっていくと信じて結婚します。

その中に「この人はきっと早くに亡くなる」という想定をしている人は、かなり少数ではないでしょうか。

死別や闘病など、自分の想定外の人生が訪れ、自分を愛してくれていた人が目の前からいなくなるのだから、自信を失い不安が募ることは自然なことです。

先の見えない不安、その不安な状況を相談できる身近な人が亡くなったのだから、全てが不安に感じるでしょう。

まずは、それは当然のことだと受け止め、共感し、自分をなだめてあげてください。

漠然を突き詰める

夫を亡くした当初、下世話な話のように感じる方もあるかもしれませんが、私の1番の不安は何より「経済」でした。

夫を亡くした当時の私は、乳飲児を抱えた専業主婦。

収入源は夫の稼ぎのみでした。

明日からの暮らしはどうなるの?というのが1番の不安でした。

遺族年金や、東京では育成手当、子供手当等のお金がいくら入るかが分かり、保険金がいくらはいるかという、収入面と自分の支出を算出することで、不安が1段階減りました。

そもそも共働きで、自分一人でも生活が成り立っている方は、経済的な部分ではなく「一人で育てる」というプレッシャーなのかもしれません。

悲しさで心折れてしまったご自身の健康面が不安なのかもしれません。

不安を突き止めて、順位をつけていけば、まず打つ手が見えてきます。

仕分けして、今自分がしなければいけないことは何か?それができるのか、できないのか、細分化してみましょう。

一人ではダメだと思うなら、信頼する人や、相談の場を利用して、整理をしてください。

漠然を具体化するだけでも、気持ちの変化を感じられるでしょう。

寂しいと不安は別物

不安という感情と、夫を亡くした悲しさは別物です。

それに加えて、自分一人になってやっていけないという自己肯定感の低下も別物です。

それを一緒にして、自分は何もできなくてダメな人間だから、こんな自分だから不安というのも違います。

スタートは「夫を亡くし、想定外の人生だから、先が見えず不安」なのです。

そこに、自分の自信喪失や悲しさをくっつけて、不安を自ら増幅しないようにしましょう。

自己否定なども同じです。

自信を失うことは一時的なことだと信じてください。

あなたの価値は死別したからといって下がるものではありません。

一時的に「自分がそう感じている」だけのこと。

全てを一つにするから、漠然とした不安が漠然としたままです。

あなたは何も変わっていません。

あなたの環境が変わっているだけです。

それならば、「今」に合った環境に整えていけば良いですね。

 

 

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