ビーフシチュー

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<この記事を書いた人>

先日、急にビーフシチューを作ろう!と思い立ち、久しぶりにレシピを漁っていました。

いくら探しても、パパと作ったレシピはなく、同じレシピを母が持っているはずなので、連絡したけど、どうしてもないのよね、と言われました。
かすかな記憶をたどりながら、ビーフシチューを作って、なんとなく近いところまで再現できました。
私のビーフシチュー、なかなか美味しかったんだ!と言う自負の気持ちがよみがえりました。
なぜビーフシチューの話をするのかと言ったら、パパが亡くなる前日に食べたのがビーフシチューたったから。
正確には母が作ったビーフシチューなのですが、とにかくビーフシチューなのです。
で、父の容態が悪化して再入院になったのですが、その前に母は父と最後の晩餐かもしれないと、外食をしに行ってきたそうなんです。
そこで、父が選んだメニューがビーフシチューだった、と。
何もあえて全てを関連づけることもないのですが、何かパパからのメッセージの様な気がして仕方ないのです。
父は少し動くと、立ち止まり、ゼーゼーと息苦しそうにしています。
母はレストランでビーフシチューを完食した事をとても驚いていました。
今回入院したら、もしかして自宅に戻る事も難しいんじゃないかと思ってます。
私も、余命宣告された時から何となく覚悟をしていて、父になにを伝えようかまた考える時間を持つようになりました。
でも、やっぱり伝えたい想いは伝え切ってるという答えにたどり着き、やっぱりこれは夫の死別を経験したからこそ、伝え切ることが出来ていると思うのです。
 
母となにを伝えたいか?という話になり、
 
うーん、やっぱりありがとう位は伝えようかしら?
 
と言ってました。
まだ、言ってないのだと聴いて驚きました。
よく考えてみたら、子供3人も持つことができ、家族を持つことができて、それだけでも幸せなことでしょう?
 
って言いました。
 
長い間夫婦関係を保ってきたわけですから、私とはちがって、自分だって充分頑張ったという意味気持ちもあるのかもしれないな、と思いましたが、きちんとその気持ちを伝えて後悔の無いようにして欲しいと思います。
 
父はビーフシチューを食べて、とても満足したと言うとこでした。
 
今、父は何を思うのでしょう。
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