来宮神社
春の旅行、二日目。
もちろん私のやりたい事を盛り込まないと気が済まない。
バスの遅延があったにもかかわらず、乗り換えもすんなり。
到着した港では、フェリーの出発の時間間際でした。
母が初島に行ってみたかったと言うので、急遽船に飛び乗り、初島へ。
初島に渡って、次男念願の海釣りができました。(予定では熱海港だった。)
釣れなくても泣かないと約束をしていたくらい、期待はしていなかったので、ものすごく楽しかった。
横で釣りをしていた子とおしゃべりしたり(ご近所の方でした)、一期一会も楽しみました。
勢いに乗れたのは
今回、この勢いに乗れたのは、母のおかげ。
母はいい歳なので、動けるうちに楽しみたいという気持ちが強くあります。
だから、ずっと行きたいと思っていた場所への船が出る、こんなタイミングはない!と、気がついたら、彼女がフェリーのチケットを購入していました。
どちらかというと保守的な次男。
その意向に合わせようとした私ですが、半ば強引な母の行動に乗っかた形で想像以上の経験ができました。
子供のように自分の「やりたい!」に素直な母。
行ったことのない場所に行きたい!というチャレンジ精神と行動力には、頭が下がります。
それは、きっと夫(私の父)の余命宣告を受け、やり切った経験をした母だからできることなのかもしれません。
夫(父)と同じように、思い残しがあまりない人生にしたいという気持ちが原動力となっている。
それこそ70代半ばに差し掛かる彼女だからこその行動力なのかなと思います。
本当に次はないかもしれないと、心から思えるかどうか。
私には、やっぱりまだ次はあるかもしれないとどこかに思う余力がいい意味でもあるのかもしれないです。
夫は34歳で亡くなっている事実があるのに、どこかでまだまだと思っているんだなと、詰めの甘さ(?笑)があるという事を見せつけられたように思います。
与えられた人生、どう生きるのか?
追い風が来たら、それを感じて乗るか反るかは自分次第。
そのタイミングは一瞬でしかなく、乗ったら想像上に心地いいものです。
大切な人の想いにも乗っかるやり方もあるんだという気づきもありました。
70を過ぎても初体験は山のようにある。
今日は母が一番子供の心を発揮してくれ、11歳の息子にたくさんの経験を与えてくれました。
そんな母に感謝です。
とても楽しい休日を過ごすことができました。
お母さん、ありがとう。
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