夫は人生にやり残しはなかったのか?

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<この記事を書いた人>

夫が好きだったヨックモックのシガール。姉弟で喧嘩して取りあってたとか。
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夫のことを聞いてみた

義姉と久しぶりにお茶をしてきました。

お互いの子供の話でいつもは終わるのですが、敢えて夫について突っ込んで聞いてみました。
夫は何かやり残しはないのか?」と。
何か欲しかったけど、手に入れられなかったことはないのか?
やり遂げられなかったことはなかったのか?
子供の頃の夫にアクセスする…そんな「実験」です。
夫の家は結構裕福で、欲しいものは大抵与えられていたとのこと。
食事に至っても、結構美味しいものを食べ尽くしたかなと。
これは私も本人から聞いていたことでした。
だから、お金で買えるものに関しては、不満はなかったんじゃない?とのことでした。
ただ、子供の頃に夢があり、親に反対されたと。
それは達成できなかったかもしれないねと言っていました。
ただ、それはそれでそんな彼の葛藤があり、だからこその成長があったし、その後職場で素晴らしい人に出会えたこと(夫が亡くなりすぐ、手をあわせに来てくださった心の底から尊敬する上司とか)だとか、そんな人生だからこそ、私と出会いパートナーとなり、父親となり…という幸せな人生がありました。
そして、不思議なことに、長男が同じ職業になりと言っているんですよね。
それは夫の夢だったから絶対になってねとは息子に言ってはいませんし、パパと同じ夢だねとは伝えていません。
夫と息子は違うからね。

少しの安堵

夫のやり残しがあれもこれもあったら、きっと私は苦しくなっていたと思います。
あれも我慢、これも我慢の人生で亡くなったわけではないと言うことです。
そして何か達成することができないことがあっても、人は生き続ける限り、それを消化し、乗り越え転換して生きてゆくもなんだと思うのです。
亡くなってしまった事実は変わらないですが、なんていうか、自分の中で少し、また夫の死を納得したというか、腹落ちさせたように思えました。
でも、やっぱりこうして話をすると
あぁ…いてくれたらなぁ
と言う思いにかられます。
久しぶりに、泣きました。
義姉にお礼のLINEを入れた時に「やっぱり生きていて欲しかった」と入れて、涙がボタボタと溢れました。
でも、10年も経てばすぐに涙は引っ込みます。
引きずると言うこともありません。
ただ、その瞬間的な正直な自分であると言う感じかな。
死別10年、私の夫に対するやり残しはないのか、それを冷静に考える時期に来たのかもしれません。

 

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