自分の気持ち、自分の感情
自分の気持ち、感情を出すということはとても難しいです。
その時の気持ちはどう?
という質問に対して、事柄を話す方がとても多いです。
それくらい、自分の感情を出すのって、歳を重ねると難しくなるような気がします。
昨日、息子とかなり長丁場のバトルになりました(また・笑)。
いつもは、お互い譲らない。
もう感情的になるのはやめようと思い、ひたすら聴くことに徹してみました。
事実が曲がっているところは、つい話を止めてしまったけれど、至って冷静に聴いて、彼の気持ちを探りました。
彼の言い訳=「事柄」で、ずっとぶつかってきた私たち。
うまく行かないのはその方法が違うから、また違う関わり方を試せばいいと思ったのです。
突き詰めて聴いて聴いて、最後に至った彼の答えは、
お母さんに、褒めて欲しい
ということでした。
それを聞いて、
そうだよなぁ、ここのところ、褒めていないよね。
ごめんね、怒るのに慣れちゃって、褒めるのがなんだか恥ずかしかったのかも知れないな。
これからは、褒めるようにするね。
例えばどんな時に褒めて欲しい?
と、一歩進んだ会話になりました。
どういう褒め方をすればいいのか?いつ褒めて欲しいのか?なんて話をしました。
うわぁ〜すごいねぇ〜(クネクネ)!!ってこんな感じ?
とわざとらしく演技をして聴くと、笑い泣きしながら
それは怖い
と言っていました。
感情を見せるのは難しい
感情を見せるって、結構信頼関係がないと怖いですよね。
感情を開放するというのかな?
私は、息子にこういう本音を出してもらえて、本当に心が動きました。
嬉しかったし、反省もしました。
だからと言って、お互い別人のように変わるわけではないですが(汗)、でも息子にえらく共感して、心持ちが変化した自分を今感じています。
それくらい、事実ではなく、心の奥底の素直な感情を開放すると、人に自分の本当に「理解して欲しいこと」が伝わります。
掘り下げると、自分自身も「こんなことを思っていたんだ!」と驚くことだってある。
自分が何にたいして、どう感じているのか、どういう気持ちでいるのか?
ここを意識しておくと、自分の変化に気がつきます。
悲しいと寂しいは違いますよね?
愛しているというのと愛おしいというのも違う。
寂しいと孤独感も少し違います。
今自分は何をどう感じて、昨日の自分とは感じ方がどう違っているのか?
それを感じている自分を、それこそ愛おしいと思えるのか?
そして、それを共感してもらえると安心できたり、やる気が出たりします。
共感してもらうには「共にに感じる」ですから、自分が日々何にどう感じているのかを感じる力、伝える力も必要です。
もちろんネガティブに思うことであっても、感じてください。
それを否定せずに、味わうのです。
感情がわからないというのは、玉ねぎの皮のように、色々な事実や事柄に包まれているのかも知れません。
それを怖がらないで、感情を開放して行ってくださいね。
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