癌の怖さを知った死別体験記〜闘病を支えられた方へ〜

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<この記事を書いた人>

朝はスムージーとバターコーヒーだけ。業務スーパーの冷凍フルーツシリーズが大好き。今朝は苺のスムージー。苺は見た目も味も良くて、食べるのに手間もかからない私の中でパーフェクトフルーツ。

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様々な人の死。

その経験して、私は何をその人たちから学んでいるんだろう?

今日は父方の伯父の話(父の弟)。

私の、母方は長寿家系。

逆に、父方は短命一家です。

だからか、父は60歳まで生きたら上出来だ、長生きするつもりはないと言いつつ、とても生きることに執着している人でした。

祖母は父が中学2年生の時に亡くなっています。

父は死別シングルファーザー家庭なんですね。

父が中学の時に祖母は亡くなり、祖父も私が生まれる前に亡くなっていますので、どんな人なのかはわかりません。

父の家族は弟の伯父さんだけ。
その伯父さんは50代前半で脳腫瘍になりました。

奇しくも私のいとこの結婚が決まった頃。

実は体調もずっと良くなかったようです。

でも伯父さんは、そのことを家族に明かさず、病院にもすぐには行かなかったと聞きました。

何かが、少しでも違っていたら、「今」は何か違っていたのかもしれない。

そんな風に思うこともあります。

そんな事を思っても仕方がないんですけどね、悔しいな、と。

伯父さんは堅物な父とは真逆で、本当に底抜けに明るい人でした。

なんで血が繋がっているのに、こうも違うんだろう…伯父さんがお父さんならよかったのに

と私は良く思っていたっけな。

そんな人懐っこい伯父さんの闘病生活で、私は「癌」の怖さを目の当たりにしました。

お見舞いに行く度に、様子がとても変わっていていきます。

若いからか病気の進行も早かったように思います。

みるみる痩せていったし、言葉もどんどん鈍くなる感じでした。

あんなにいつも笑っていた伯父さんなのに笑顔…と言うか表情自体が奪われてしたまったかのよう。

闘病生活と、結婚式の準備。

それを並行してして進める。

伯父さんが、目に入れても痛くないほどの溺愛していた娘の結婚式。

バージンロードを歩きたかったと言う伯父さん。とても楽しみにしていた娘の結婚ということもあり、結婚式は取り行われました。

そして伯父さんはそこには出られなかったけど、とても素敵なお式でした。

伯父さんは結婚式には出られなかったけど、娘の結婚式が終わるまで生きました。

本当に、人の精神力、生命力ってすごいと思います。

そして、伯父さんの言葉で一番覚えているのは

もう一度満点の星を見たい

と言うもの。

若い頃に、登山に行き、山の頂上で見たんだとか。

それを見たいと伯父さんは病院のベッドの上で言っていました。

私は、その伯父さんの言葉を聞いた時から、

私もいつかそんな満点の星を見てみたい

と思っています。

なぜだろう。

そこまでの思いを馳せる「満天の星」と言うものに私はえらく期待をしているのだと思います。

キャンプに行って、天体観測を予定していても、天候が悪いことが続き(晴れ女なのに不思議)未だ夢は叶っていません。

ぜったに見るからね、伯父さん。

私は、夫を突然亡くした身ですので、「闘病」の大変さを正直わかりません。

旦那様のために頑張られた方のお気持ちも正直想像すら出来ません。

でも、きっと支えられた皆さんは、きっと旦那様と「共に」闘病されたのではないのかなと想像しています。

きっときっと奥様の存在が何より心強かったのではないのかなと思ってます。

なんと言葉をかけていいのか、私には今わかりません。

でも、きっとその共に戦うことにより、よりご夫婦の関係性を深められたのかな、と思うと、突然夫を亡くした身としては、語弊があるかもしれませんが、羨ましいのです。

だから、うん、なんて言うか、旦那様と共に頑張ったご自身を認めてあげてください。

こんな言葉しか見つからなくてごめんなさい。

 

 

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コメント

  1. SECRET: 0
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    すごく心に響きました!旦那は
    10ヶ月の闘病生活でしたが、毎日私は病院に行くのが楽しみでした。
    子供を保育園に預け、すぐ病院へ毎日向ってました。
    もし、去年コロナが流行ってたら病院にも頻繁に行けないし、何時間も居れなかったのかなって。。
    でも、たった10ヶ月だったけどこれが2年、3年闘病生活続いてたら私の精神もどうだったのかな?と思います。
    ある意味、言い方は悪いかもでしたが旦那はいい時にいい死に方をしたのかなと、今になれば思えるようになりました。
    私の誕生日に逝去って、本当に運命としか思えない。。
    最後は惚気でした笑

  2. 田中 真弓 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >ママメッコさん
    おはようございます。
    旦那様への愛溢れる文面で、私はニヤニヤしながら読ませていただきました!
    10ヶ月の闘病生活、共に歩まれたんですね。
    素敵!
    病院へ行かれるのも「楽しみ」にしてたとのこと。きっと旦那様にもそのポジティブな気持ちは届いていたんじゃないかな、と想像しています。
    旦那様が誕生日にご逝去されたんですね。
    それを「運命」と捉えてくれると旦那様はわかっていたのかもしれませんね。
    うぬぼれいっぱいのコメント、そして「心に響く」と書いてくださったこと、嬉しいです。
    コメントありがとうございました。