食道がんになった父とその友達。選択の違いをどう考えるか。①

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<この記事を書いた人>

父の飲み友達がいます。

Tさん、同じ年齢で飲み屋で知り合いました。

一時期若い人達も交えて遊びに行ったり、楽しい時間を過ごしました。
うちの父が病気がちなので、徐々に会うこともなくなりました。
2018年9月。
父は食道がんステージ4を宣告されます。
同じ頃、仲良くと言うと語弊があるかもしれないですが、Tさんも同じ食道がんステージ4を宣告されたのです。
父は心臓も弱く脳梗塞もやっている。
胃がんもしていて、胃の半分以上は取ってしまっています。
Tさんはお元気な方で、仕事もバリバリされていました。
そんな身体的なベース、受診した病院、ドクターの違いがあります。
父の主治医からは3つの選択肢を提示されました。
①手術(父の場合、胃がほとんどないので、腸と食道を繋ぐため、手術は2回は行わなければなりません)
②抗がん剤治療
③ステントを入れて食道を広げる
③に至ってはがんはそのまま、何もしないという事です。ただ食道が広がるので食事は摂れます。ガンは進行し続けます。
父は③を選択しました。
Tさんは③の提示は無く、手術と抗がん剤治療の2択だったそうです。
手術をされ、その後胃ろうの生活。
食事も取れない、声もほとんど出なくなったそうです。
現在は自宅から通いで放射線治療もされていて、毛が抜け落ちていらっしゃるんだとか。
父の葬儀にTさんの奥様がいらして、少しお話しを伺いました。
先日ドクターから終末期なので、心づもりして下さいと言われたの
とおっしゃっていました。
私家族がドクターからターミナル宣告をされたのは二週間ほど前。
つまり父とTさんとのいわゆる終末期の差は二週間。
Tさんはまだ頑張って治療されているのも事実。
食道ガンステージ4と似た状況で、選んだ道は全く別。
進んで行く道も別々になっていくのです。
つづく
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