先日、死別シングルランチ会のプレゼンの際、私がなぜフルタイムで仕事をしているのか?という質問をされました。
私は、その質問に拍子抜けしてしまいました。
だって、大黒柱の夫がいなくなって、じゃあ誰が柱になるのよ?と。
私には、彼の代わりになることは当たり前で、疑問は全くなかったな。
でも、正直、私たち死別シングルマザーの大半の方は、遺族年金をいただいたり、保険に入っていた場合、ある程度のまとまったお金が入ってくるはず。
だから、正直あくせく働かなくてもどうにかなる。
でも、私は働いている。
死別直後から働かなきゃって思いました。
その違いはなんだろう?って聞かれたんですよね。
死別は特にお金の部分で手厚いのも事実。
離別は本当にケースバイケースでしょうね。
でも子供との時間やなんだかんだ、仕事をガツガツしないことを選んでいる人が多い。
なのに、なぜあなたは働くということを選んだの?
と。
それが、シングルマザー支援をしている人にとって、とても疑問だったみたいなんです。
女性の自立を目指している会社ですしね。
私は、当時の記憶を思い出しました。
私は死別直後、兄に今の生活にかかっているお金を全部書き出すように言われました。
現状を見る。
で、とてもじゃないけど、夫との生活を維持するのは難しいとわかりました。
生活レベルを落としたくないって、本能的に思った?
それもあります。
それと、やっぱり亡き父がめちゃくちゃ働いていた。
その背中を見て育ちました。
大黒柱が一人家にはいて、その人が頑張るのが当然だと思っているのかも。
それに対して、母は好きなことを仕事にしていて、今でも仕事をしています。
だから、好きなことを仕事として、それが生活の柱になったらそれはすごく幸せなことだと思うんです。
今までは専業主婦でしたから、社会に慣れる、働くことに慣れることが第一目標。
生活のために、生活のリズムだったり収入の安定だったりを目指して仕事をしてきました。
本意ではない仕事といえばそうです。
だから、最初こそフルタイムで働いていましたが、1年経って会社の制度をフルに使い時短勤務に即変更しました。
子供も小さかったし、その時はその働き方が良かった。
今の会社でも週4日で時間も短めで働いていました。
自分の大切にしたいものを優先順位をつけて働いてきました。
最初は生活安定するため、子供のためと割り切っていました。
それが息切れしなかった要因だと思います。
今年の2月から会社から声がかかり、今はフルタイムでガンガン仕事しています。
仕事に追われていると言っても過言ではない。
きついと思う反面楽しいですよ。
今は、私は母と父の融合をして働けているように思います。
働くことは楽しいこと。
それを子供達に身をもって教えてあげられてたらいいなと思います。
仕事って捉え方によって辛くも楽しくもなります。
今、私は楽しい方に傾いています。
なぜか。
それは働いたらわかりますよ、と言いたい部分もありますが、全力で働けばお金で買えないものが帰ってくるのは確か。
信頼とか、自分を認めてあげることとか、人間関係とかね。
私は、振り返ればこうやって働いてきて良かったです。
自分と子供の成長に合わせて、ゆっくりゆっくり働く時間を増やしています。
自分がどんな生活をしたいのか、今は?これからは?
私のような遺族年金組は、子供が18歳になったら相当減額されますしね、そこも踏まえて今できることなにかなーと考えれば「今」が見えてくる。
ちょっと年上の先輩、10歳年上の先輩、どんな感じか観察したりね。
うちの会社の場合年関係なくガンガン働いているから、あまり参考になりませんが・・・
私の働くことに対する価値観は、あんなに苦手意識を持っていた亡き父の姿を見ていたからとは。
これも新たな気づき。
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