私は、もともとお買い物やファッションが好きでした。
高校あたりから痩せ始め、20代には標準体型になったこともあり、おしゃれがすごく好きになりました。
夫が亡くなって、6年、私も歳をとりました。
でもね、なんとなく、その時まま私の時間の感覚はとってもゆっくりになっていたようです。
もしくは止まっていたのかも?と思えるほど。
ここにきて、鏡を見ると違和感を覚えることが多くなってきたのです。
この服、似合ってる?イタイ感じっぽいような・・・・。
記憶が飛んでいる分、時間の感覚も飛んでいたのですね。私は30歳半ばのままの感覚で服を選んでいたのです。
「パーソナルスタイリストを受ける」と100リストに書いていました。私はなんとなく、今の自分に違和感を覚え、プロの方にアドバイスが欲しいと思うようになっていたのです。
いろいろ調べてみたものの、どの方がいいのか、そもそもお値段が張るので、気軽にチャレンジできないなと、一旦保留にしていました。
そこで、担当の美容師さんにつては無いか聞いてみたところ、雑誌やテレビのスタイリストとして活躍されていSさんという女性を紹介してもらえたのです。
やっぱり紹介の安心感があり即お願いすることにしました。
事前にメールで自分の好きなテイストや、よく見る雑誌などをお伝えして、すぐにお店をいくつかピックアップしてくれました。
その素早さも素晴らしいのですが、前日実際ショップに足を運び、しっかりリサーチしてくれていたことは感動しました。
友達との買い物と違い、自分の買い物だけに集中できることが私にとってとても心地よかったです。
そして、私が可愛い!と思った服も「顔映りが悪い」ということで、違うカラーも試着、結局おっしゃる通りでスタイリストさんの選んでくださったカラーを購入しました。
しっかりと着まわしテクニックを教えてくれたり、もうすぐでセールだから、今日は買わないほうがいいよと現実的なアドバイスもいただきました。
そして、何よりファッションのお悩みをたくさん話していたら、やっぱり結論は「自分の自信のなさ」が根底にあることがわかりました。
自分に自信がないので、デザインが凝ったものや華美な物を選びがちだったのです。
それは自分を良く見せようとか、そういう自分軸ではなく他人にどう思われるかが大きく影響していたのです。
だからこそ、ファッションもブレがあり、その時々で違和感を感じていたのだと思います。
そして、最後に言われた言葉。
「ファッションは結局のところ主観なので、自分が楽しいと思える服を着るのが一番」
本当に当たり前のようだけど、私に必要な言葉でした。
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