死別ブログをお探し中のあなたに、少しでもお役に立てればと思い記事を更新しております月城真佑美です。
「死別シングルマザーが立ち直るブログ」で、私自身がどう立ち直ってきたのかを、記憶を辿りながら綴っています。
私は、夫の死を確認したことを皮切りに、死別シングルマザーとなりました。
夫の最期の姿は、私と、義家族とでは全く別の姿になったと言う話。
夫は永遠に素晴らしき息子
夫は、葬儀の段取りを進めている間も遺体安置所で眠っています。
少しずつ、腐敗が進んでいました。
私は、 義母と共に夫の遺体を確認しに行きました。
夫の姿は変わってしまっていました。
義母は黙って夫の姿を確認していました。
涙ひとつ見せず、気丈にしていたことを覚えています。
そして彼女の選んだことは、夫の顔を石膏で固めることでした。(エンバーミングという処理のようです。)
その良し悪しは、私にとって重要なことではありません。
ただ、私が夫の真実の姿を見た数少ない一人だという自負はあると言うこと。
夫の最期の本当の姿。
それは美しいとは言えるものではありません。
だけれど私は、あの夫の最期を見たことに後悔は微塵もありません。
葬儀で綺麗になった夫の姿に変えられて親族の人たちとお別れすることは、遺された側にとって大事なことなのかもしれません。
でも私は、あの夫の姿こそ、夫の人生であり、夫そのものだと考えています。
あの夫の最期を見たことで、私の絶望が始まりました。
しかし、それだからこそ自分の人生を、それと併せて彼の人生を深く考えるきっかけの一つにもなっています。
彼は最後の最後まで、彼の家族にとって家族を愛する素晴らしい息子の姿にさせられてお別れをすることになります。
ある意味それ自体も、彼の一部であり、彼らしい姿であると言えるのです。
私に見せた顔と、家族に見せた顔、こんなにも違う夫の姿を見せられて、私の心もとても冷たくなる部分と、熱く揺れ動く部分に乖離(かいり)していくのを感じるのでした。
私は、夫の人生の理解者であり、この後も彼を理解していこうと思ったのはこの時なのかもしれません。
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