社会復帰まで

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<この記事を書いた人>

夫を亡くした翌年の4月。

私は職業訓練に合格し、子供たちは認可保育園に入園。

生活の立て直しの時期です。

 

朝一番に子供を保育園に預け、私は訓練校に行き、夕方母が子供のお迎えをする、と言う、母との2人3脚の生活が始まります。

長男はいつも朝わんわん泣いていました。

私も後ろ髪を引かれる思いでしたが、絶対に振り向かないって言い聞かせて、心を鬼にして学校に向かったものです。

ただ、こなすことで精一杯。

もちろん訓練校では殻に閉じこもってましたよ。

言えない時期だったので(苦笑)。

 

ただ与えられた目的に集中する、これが楽だったんだと思います。

友達とか求めて来たわけじゃないです、みたいなキャラ?(実際そう)。

でもね、半年も経つとクラスメイトと普通に話せる自分になってました。

 

半年の訓練で、私は簿記(3級)と診療報酬の資格を取りました。

そして、この訓練校の委託会社の医療事務部門で就職が決まったのです。

 

この時の統括責任者、とっても風変わりな人(おじいちゃん)でしたが、私を拾ってくれました。

私を不憫に思ったのか、情に厚い人なのか・・・いや、どっちもか。

 

大した職歴もない、この私が社会復帰したのです!

そこに至るまでに、まぁことごとく落ちました。

でも、夫が亡くなって約1年、少しだけ強くなっていました。

落ちても落ちても果敢にチャレンジ。

 

それは、就活をNさんと進めたこと、両親の支え、子供の存在、保育園の先生、いろんな人の支えがあって今があって、生きている、生かされているって、もう、心の底の底の底から毎日、いやもういつも、everytime(なぜかルー大柴的・笑)感謝が沸き起こっていたから。

 

今までこんな感覚はなかった。

 

そう、赤ちゃんが歩き始めて、転んでも転んでも立ち上がるような、だんだん「人間」らしくなっていくような、すべてのことが初めてで感動するような、そういう美しい感覚を、大人になってから取り戻す感覚でしょうか?

 

それってすごくラッキー!

 

何もかも、感動で満ち溢れているのですから!

 

私は、夫と死別後約1年で社会復帰することができました。

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