死別カウンセラー万珠です。
当事者として、大切な方と死別した方へのカウンセリングをしております。
わたしの感じたこと、死別の辛さから解放される方法を発信しています。
歌手のＫＡＮさん
歌手のKANさんがお亡くなりになりました。
この訃報を、私はクライアントさんに教えてもらいました。
本当に驚いて、とても悲しい事実です。
心の底からご冥福をお祈り申し上げます。
「まゆみ」という歌
私は夫を亡くしてすぐ、妹からKANさんのアルバムをもらいました。
そこにある、「まゆみ」という歌を勧めてくれました。
私の本名は「まゆみ」。
語りかけるようなその歌は、KANさんが夫の代弁をしてくれているのか？と思うほど、その当時の私の心を癒してくれました。
この曲を聞いては、夫が励ましてくれると思い、何度も何度も繰り返し聞いては大泣きをしていました。
そしていつしか私の「泣きソング」となり、なんだかすっきりしない日は大音量でこの曲を聴き、大泣きをして、気持ちをスッキリさせ、私を強くしてくれました。
想いを伝える
余りにもこの曲に支えらえたので、私はKANさんに思いのたけを手紙にして、彼の事務所に送りました。
一つのファンレターに過ぎなかったとは思いますが、私は夫の死を初めて言葉にして伝えたのは、このKANさんへの手紙でした。
夫がなぜ亡くなり、どんなにこの「まゆみ」という曲に救われてきたのか、それを夢中になって書いたことを今でも覚えています。
私は、この行為をして本当に良かったと思います。
伝えたい気持ちはその場できちんと伝える。どんなビックな人であっても、そんなのは関係なく、自分が感動したことをそのままに、伝えたい人に伝えるという事を実践できたからです。
死をもってして考える事
もしかしたら、この訃報を聞いて、旦那様の死を思い出す方も在るかもしれません。
そして、なんだかもやもやしたり、落ち込むこと、フラッシュバックもあるかもしれません。
でも、やっぱり思います。
「人は、いつかは死ぬんだ」という事です。
だから、自分の辛かった時の記憶がぶり返すかもしれませんが、それはそれでちゃんと寄り添い、でも、自分は乗り越えて今があるんだよね、と励ますことです。
そして、自分の人生を生きているか、自分のやりたいことをやれているか？それを確認させていただくのです。
死と生はこうして繋がっているから。
KANさんの代表曲は「愛は勝つ」ですね。
”どんなに困難で、くじけそうでも、信じる事さ、必ず最後に愛は勝つ！”
自分を信じてね。
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