死別ブログをお探し中のあなたに、少しでもお役に立てればと思い記事を更新しております月城真佑美です。
「死別シングルマザーが立ち直るブログ」で、私自身がどう立ち直ってきたのかを、記憶を辿りながら綴っています。
生きていくために、歯を食いしばる日々。
そのパワーも徐々にすり減っていきます。
今日は自分の余力が無くなり始めてきた頃のお話です。
未来のための我慢
私の手続きの日々は続きます。
銀行、年金事務所、夫はアメリカでの就労歴もあったのでアメリカ大使館にも通いました。
とにかく私は今後の生活のためになら、朝から子供達を放ってでも、ありとあらゆる場所に行きました。
保険会社の方の聞き取りもありました。
そこにはいつも義母が立ち会ってくれていました。
私はうつむいて泣いているだけ。
義母は気丈に振る舞い、全てに答えてくれていました。
夫に病気はなかったのか?
精神的に病んでいなかったのか?
病院に聞きに行きますよ?
警察にも行きますよ?
そんなことを言われました。
夫は何も悪いことはしていないのに、まるで悪人扱いです。
私はとてもあの時間が苦手でした。
私はこの頃から、胃の中に鉛があるような重い感覚が芽生えます。
義母にはとても感謝しているのは今も変わりません。
でも、あの力強い声が私を小さく、そして気持ちは重くしていきました。
彼女の気丈さに助けられているのに、私は違和感も同時に覚えます。
当時、夫の話をしんみりした記憶はありません。
いつも強く、気丈な人。
私は、夫のことを話すのはタブーなのだということを本能的に嗅ぎ取り、夫の話を自分から持ちかけることはしなくなりました。
全ては、今後の生活のため。
だから私は、そのために心を閉ざすことで自分を守るようになります。
ただ、それは日中の自分だけ。
夜になると、子供を前にして平気で泣いていました。
子供を抱き抱えて泣いたこともしょっちゅうあります。
子供に悪いなど思いやる気持ちすらありません。
そんなコントロールができるのなら、しています。
でもできないものはできないので、取り乱し泣いていました。
子供が眠った後は、もっともっと泣きました。
解放されてわんわん泣きました。
夜は落ち込むスピードを早めてくれる、そんな魔法があるのかもしれません。
私は夜の魔法にかけられながら大泣きすることで、日中の自分とのバランスをとっていたのだと思います。
↓クリックして応援よろしくお願いします。
コメント