死別後の心を安定するには、腹を括ること
死別後、心は不安定になります。
描いていた未来が崩れ去るからです。
思い描いていた未来はどんなものでしたか?
- 夫婦で子供を育てることだった
- 経済の中心は夫の経済力だった
- 夫となんだかんだありながらも、彼に愛され続けていると思っていた
- 老後はゆっくり二人きりで夫婦の時間を過ごす
- 夫を支えて生きていく…
考え出し始めたら止まらなくなりそうな、私の描いていた未来。
でも、現実的になくなりました。
10年たった今その1つも叶っていません(当たり前ですが)。
粉々に崩れてしまったものを、綺麗に戻すことは難しいです。
それを捨てずに、積み上げようとするからぐらぐらします。
ここをどこまで腹を括って自分の人生に切り替えるかが、心を安定させるポイントになります。
覚悟はありますか?
昨日、大手企業の会社見学に同行しました。
そこで就職を決めた先輩も参加してもらい、就職後の話を伺いました。
皆さん安定した収入と安定した働き方を手に入れたことで、気持ちにゆとりや未来への希望を持つことができ、心の安定を手に入れていました。
彼女たちの安定に必要なものの一つに、「経済的安定」が大きかったと言うことです。
生活をゼロベースで立て直すと言う腹を括る覚悟をして手に入れたのです。
覚悟はあるか?企業の方も問いかけていました。
自分は何が整えば安定するのか、今一度考えてみてください。
経済
例えば死別シングルマザーで、遺族年金をもらってる場合、それを生活費に入れてO K
と思えるのか、それは子供の教育費としてプールし、自分の稼ぎの中で生活した方が心がざわつかないのか?
それを前提として、どう言う稼ぎ方をすれば良いのか?
働くことにどれくらいの心理的ストレスがかかるのか?
働くことだけでは不安なら、お金に働いてもらうためにできることはあるのか?
自分の経済を知ることスタートです。
パートナーシップ
また、お金ではなく、パートナーがいたら心が安定する人もいるでしょう。
ただ、私からおすすめすることは夫とパートナーを比べることはやめましょう。
生前の夫に叶う人はなかなかいません。
過去は美しくなるというか、良い思い出だけが残っていく傾向がありますし、結婚までした相手なので、やはり特別ですよね。
夫は別格、自分のレジェンド的な立ち位置にいさせてあげておきましょう。
そしてパートナーに関しても、男性でなければいけないのかを、そもそも検討することが必要です。
男性の場合一人でなければいけないのか?複数いた方が自分の安定になるのか?
ここは正直になるところです。
女友達で楽しくて満足ならそれでいいし、男性なら、男友達とパートナーの比重も考えると良いです。
それこそ、一人が好きな場合は一人でいる自分がO Kですよね。
夫婦という形を望むなら、再婚を目指せばいいです。
結婚したいと強く望む男性は世の中にたくさんいます。
夫と一生添い遂げることが自分に合っているなら、夫を思い過ごすことで良いのです。
それ以外のこと
それ以外にも趣味を充実させたいとか、子供が大事だという場合はそこも具体的に。
母親が長時間子供といることが幸せと言う価値観は見直しをかけてください。
質と量のバランスを子供の様子を見つつ決めていきましょう。
趣味や子供のことは、経済的な部分と絡みも出てきます。
まず自分の柱は何かを見つけましょう。
夫はいない、かえってこない現実
夫はかえってこないと言う現実は正直変わりません。
先日クラアントさんが、「夫を亡くし全てを喪失した気持ちになったけれど、夫の気持ちまで喪ったわけではないと気がついた」とおっしゃっていました。
旦那様があなたを大切にしていた気持ちは亡くなったからといって終了ですか?見えるものだけを信じていくのでしょうか?
私は目に見えない世界を信じることで楽になりました。
亡くなっても続く夫の愛を感じることで、自分の自由が増しますよ。
目の前に夫はいないけれど、愛されている自分は自由で幸せになっていい、そう思っています。
それに至るには苦節ありましたが、とにかく夫はいないと言うことを受け入れることがスタートです。
自分の人生をいい意味で逃げ場もなく自分にしっかり託されたと、腹を括ることです。
夫のいない人生が、今の人生の土台です。
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