産業カウンセラーの実技講座は話す、聴くの実戦形式で行われます。
グループの仲間とペアを組み、毎週話をしたり、話を聴いたりの繰り返しです。
当然、私も話しますが、お話を聞くこともたくさんさせていただきました。
そこで、本当に思ったことは、
みんないろいろある
という、当たり前のようだけど、私にとて大事な気づきでした。
私にとっての、皆さんの第一印象はとてもキラキラして、別次元、別世界の住人でした。
どうしても私には届かない場所に暮らしている、例えば、私はモグラだけど、彼らは雄大に空を飛ぶ鳥のような感じ?
なのでその場がすごく違和感だらけで、自分のことを話すことがとても嫌でした。
毎回講座の前に、一言話をするのですが、いつも私はものすごく緊張して多分的外れのことを言っていたのだと思います。
でも、皆さんオチをつけてくる。あぁ、すごいなぁと。
私は、人と話すことにも慣れていませんし、話したくもなかった。
でも、回を重ねていくうちに話が深くなって行きました。
それは、私だけでもなく、皆さんそうなってくる。
そして、思うのです。
あんなにキラキラして見えていた人にも、いろいろと抱えている気持ちがあり、それとバランスをとりながら生きてきている。
そうして、その色々な想いがその人の一部になっているのだと。
辛いこと、悔しいこと、たくさんがあるのが人生。
それを経験することで、その人の優しさが(はたまたキラキラ見える部分が)作られていくのだと気付いたのです。
私だけじゃない。
この気づきは、些細なことだけれども、私の支えになりました。
私だけ、別の真っ暗闇の世界に突き落とされたわけではなく、同じ地球のちょっと暗い部屋に自分から入ってこもっていただけ、だったのです。
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