生活をコンパクトにする
最近、なぜだか目に留まるものは「孤独死」や老後について。
最近見た映画も、そういう系統でした。
「アイアムまきもと」という孤独死した方の手続きをするお見送り係の仕事や、「百花」という映画では、息子夫婦が施設に入った母の部屋を片付けているシーンがとても印象的でした。
やっぱりものを抱えて生きると、いざという時に「自分以外の人」に時間と労力をかけてしまうだろうと考えさせられます。
コンパクトにすれば、それに見合った生活(支出)になる
今年の初めに、私は冷蔵庫を小さいものに買い替えをしました。
食べ盛り、育ち盛りの息子二人いますが、何の支障もなく過ごしています。
むしろ、その冷蔵庫がいっぱいになることはなく、もっと小さいサイズでも良かったと思うほど。
冷蔵庫を小さくしてから「使い切ってから買う」という生活にしました。
乾物などをうまく利用したり、使い切るために少しだけ買い足して、「循環させる」生活。
これをし始めたら、食費が極端にかからなくなり、今までの半分くらいになりました。
時間の節約になる
物が少なければ、その中で選ぶので、選択する時間が減ります。
冷蔵庫にある物でも選択肢が減りますし、メニューをあれこれ考えることもしません。
しかも在庫がなければ、自分の「今」食べたいものを食べるという選択になりますね。
物の管理も同じで、どこに何があるかを把握できているので、探す時間も極端に減ります。
我が家は「床の直置きはゴミとみなす」というルールがあるので、掃除もしやすいです。ルンバを毎日かけ、寝る前はブラーバ(床拭き掃除機)をかけるという生活。
機械任せで時間も短縮です。
自分の時間を未来のために確保するには、物を減らすことは大前提だと思います。
遺品整理について
先日クライアントさんが、夫との結婚指輪を外したら、とても気持ちが楽になったとおっしゃっていました。
夫との思い出を大切にすることは、物を大事にとっておくこととイコールだとは私は思っていません。
自由ではありますが、遺品があることで自分を自分で縛り付けていることはないですか?
目に入るものは必ず自分に影響します。
目に入った時の感情や感覚を大事にしてください。
そこでどういう気持ちになるか、本当のところは自分が一番知っています。
今の自分に一体何が必要なのかを考えることが必要。
そのためにも、まず自分の不要な物を手放して、旦那さんの遺品と向き合う時間を生み出すのも良いですね。
コンパクトにしたらお金も生み出せる
コンパクトな生活をすればするほど、不要なお金は使わなくなります。
逆にコンパクトな生活を手に入れるため、物を手放すのに、かなりのお金を使いました。
物を持てば持つほど、手放す時のお金もたくさんかかります。
夫を亡くしてから、自分の勇気が出たり、前を向けたりしたことは、決してものからではなく、色々な人と過ごした「経験」からでした。
だから、もし自分が必要だと思ってもらえるなら、すぐにその人のために動けるような自分でありたいと思います。
そのために、ものはそれほど多く持つ必要がないことを、それこそ経験で学びました。
あなたはどう生きたいのか、その生き方に今の抱えている物が必要かを考えてみましょうね。
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