自分が弱っている時こそ、強さを知るチャンスです
死別した時に心は弱まります。
傷つきやすくなるし、涙止まらなくなります。
体自体も弱くなり、起き上がれ無くなり、力が出ないかもしれません。
それまで強さだけで突っ走ってきた方もいるかもしれません。
笑顔が絶えない明るい自分が好きだったかもしれません。
その自分は消えたわけではないです。
今は自分が見えなくなっている時期だとしたら、今のあなたではなく、遠くの多くの幸せな人たちでもなく、あなたのそばにいる人を見てください。
強くなるもの
友人
あなたとのことを本当に大切にしてくれる人があなたのそばにいます。
それが上っ面であるか、本物かは、あなた自身が感じることです。
この友人との関係は確実に強くなります。
そして量より質の人間関係が、いかにこの後の人生を素晴らしいものにするか、わかってきます。
この時期、あなたか救われたと感じた人たちに、今は何もできないかもしれません。
でも、今はそれをしっかり感じていればいいのです。
子供
子供が母親思う気持ち計り知れません。
あなたが泣いていようと、悲しみに暮れようと、そのあなたを受け入れ、子供は母の役に立とうとします。
子供たちも、父親の死をどう受け入れようかと戸惑っているかもしれませんが、その心の動きこそ、子供達の成長です。
子供たちには計り知れない強さがあります。
そして、この経験でさらに強く大きくなるでしょう。
生きることと死ぬことを人生で経験した強さがあると信じてください。
ただ可哀想と親の私たちが決めることは不要です。
縁
夫の死をきっかけに、会えなかった人に会えたり、会いたかった人に会えたり、全く出会うはずもないような人と出会えたり、不思議なご縁が広かるでしょう。
その一つ一つを大切にしていけば、また新たなご縁が広がります。
縁をつなげているのは、夫の死がきっかけと思えるようになれば、夫の死に対する捉え方も変化していくでしょう。
縁がどんどん強くなと感じることでしょう。
感じる力
喪失体験で、頭、つまり思考が一時的に鈍くなるかもしれません。
それは逆に言えば「感じる」力を養う時期でもあります。
なんだかこの雰囲気が嫌だなとか、この人といると疲れるなとか、言葉にできない何かを感じる力が強くなります。
上記したように、感じる力が養われれば、人間関係や縁を掴む力も強くなります。
今のあなたの感覚を強化していきましょう。
利害関係、損得ではなく、感じる力です。
あなた自身
辛い、悲しいと思いつつ、あなた自身、今それと対峙しながら生きています。
子供たちを育てながら、人に助けてもらいながらでも生きているではないですか。
それこそ、あなたの強さです。
日々繰り返し、振り返れば、少し前の自分ができなかったことをできるようになったり、もっとよりよく生きていくためにはどうしようかと考えたりしているでしょう。
それを弱いと言えるでしょうか?
私は強くないのに、夫は私を遺して逝ってしまった、は間違いです。(私がよく言っていた言葉です。)
日々の生活があなたの強さを証明していますし、それをこなす日々がこれからもあなたを強くします。
弱さの中にも強さがあります。
そこを案外認めてしまった方が楽なのです。
まとめ
まずは周りとの繋がりの強さを感じて、その強さを認め受け入れることで、あなた自身の強さを受け入れられるようになるでしょう。
弱っている自分を感じている中で、自分が強いなんてなかなか受け入れられないと思います。
周りはすごいなぁ、こんな私でも、強く支えてくれるなぁと周りから受け入れていけば、徐々に自分自身も満更でもないと思えてきます。
弱さも強さも表裏一体ですよ。
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