亡き夫の「人生はR P Gだ」という言葉
夫の座右の銘や残した言葉が私を守ってくれています。
根っからのゲーム付きの彼は「人生はR P G(ロールプレイングゲーム)だ」と言っていました。
アメリカに単身で行った時に、それを感じたと。
何も持っていない状況で渡米し困った時に、仲間に出会ったり、情報を得たり、とにかくアイテムを増やし、最終的に今までの自分(ラスボス)を乗り越えられたと彼は誇らしげに話していました。
その時は彼の経験の一つとして、他人事のように聴いていましたが、確実に今の自分に活きています。
皆様も、是非旦那様の残した言葉のなかで、自分のこれからの人生を生きやすくする言葉を思い出してみてください。
私たちの人生もR P G
彼の言葉を自分に置き換えると、正に死別直後は「何も持っていない」状態でした。
そこから、色々な情報を得たり仲間ができたり、アイテム増やし、自分が強くなっていきました。
ラスボスにたどり着くまで、色々な敵にも出会います。
その時に今まで集めたアイテムをうまく使うのです。
敵を倒すために、今は知恵と力を蓄えましょう。
真正面から敵に丸腰で戦って勝つことができるのでしょうか?
その敵を倒すために自分がどういう戦術で行くのか、一歩引いて考えることも必要です。
そこを冷静に考えて、今の敵=不安や辛さに打ち勝っていきましょう。
敵は次々に現れるもの
敵、つまり悩みは次から次へと現れます。
いつも目の前に立ちはだかるものだと、捉えてください。
だからこそ効率よく、時間をかげず、なるべく傷つかずに倒す術をを見つけていきましょう。
基本的な考え方がR P Gや少年漫画の世界です。
私は少女漫画にどっぷり浸かって育ちましたから、これを理解するの時間がかかりました。
惚れた腫れた、愛している、傷ついたなど感情のまま先走ってはいけません。
心や感情が丸裸の状態で、突っ込んでも傷つくだけです。
しかも傷ついた状態でスタートするのだから、これ以上傷つく必要はありません。
傷を癒やし、動ける心と体を作り、アイテムを身につけ、戦略を練り、それを実践して敵を倒していくのです。
その敵は自分に甘い声をかけてくる仮面を被った人なのかもしれません。
逆に、とても厳しい言葉が、あなたを助けるアイテムになるかもしれません。
それを見抜き、力にしていくには、冷静な判断ができる、健康な心と身体が必要ですよね。
このように一歩引いて考えると、悩みは軽くなります。
人生は小説よりも奇なり
夫の座右の銘は『人生は小説よりも奇なり』。
正に彼の座右の銘通りの人生になってしまったように思います。
言霊だなと切なくも怖くなる時があります。
人生を小説や、ゲームに例えていた夫。
それを死別当初は悔やんだりもしました。
しかし、それを感情とは切り離し、彼の座右の銘を自分の「アイテム」として捉え、私の人生にも置き換えるととても楽になります。
それならば、どう面白い小説やゲームにしていくのか、目的のために自分はどういう戦略で行くのかを考えて、ラスボスをも乗り越えるのです。
人生をゲームや小説に例えることに、賛否両論あるとは思いますが、それは私が彼の妻としての生き方だと考えています。
私のカウンセリングをアイテムの一つとして利用してください。
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