最高のバートナーだった夫
夫は本当にいい奴でした。
「奴」という表現をする方がすごくしっくりくる。
最高の友達でもあり、夫婦でもあり、子供たちの父親でもあり、とても愛のある関係でした。
気持ちが乱高下するような熱烈な恋ではなかったけれど、私はいつも大切人されている感覚があり、本当に幸せな日々でした。
彼に感謝でいっぱいです。
だからこそ、私は夫を亡くした時本当に辛かったです。
辛くて辛くて、どうしていいかわかりませんでした。
思い出は美化される?
でも、夫を愛しているまま亡くなったことは、感謝でしかありません。
あの人と過ごした時間は、私にとって宝物のままです。
思い出は美化されるというけど、そもそも良い思い出だから美化されるのです。
嫌いになって別れた人を思い出すと、やっぱりイラっとするし、いい思い出に塗り替わることはないです。
思い出したくもない人もいます。
だからそういう人は記憶から遠ざけようとする。
記憶から抹消です(笑)。
でも、愛しているまま亡くなった人は、思い出すことで温かい気持ちになります。
今の自分にどのような影響があるのか?
恨み続けるのではなく、いい奴だったという記憶や、愛し愛された記憶が刻まれていることは、今の私の穏やかさにつながっているように思います。
そして、子供にパパのいいところ伝え続けることができます。
悲しさや怒りみたいな感情がわいた時も、あなたのお父さんはいい人だった、あなたを愛していたと伝えられるのは、私は夫に愛されていて、夫を愛したまま亡くなったことがベースにあるから。
それは嘘偽りないことだから、子供にもきちんと伝わります。
きっとパパが亡くなったとしても、自尊心の一部になってくれていることでしょう。
これからのあなたにどのような影響があるのか?
だから、愛しているまま亡くなることは、人生において本当に辛いことだけれど、でも、そのあと生きていくための安定につながることなのです。
亡くなっていようといまいと、彼といた時の安定した、「愛されている」という気持ちには変わりがありません。
一時、さみしさや悲しさで見失うかもしれません。
でも、愛しているまま亡くなったのだから、それは当然です。
目の前に肉体として消えてしまったとしても、亡くなった人の想いは残ります。
それは、私たちが生きていく限り変わりません。
だから、生きていくうえで私たちが忘れてはいけないことだし、思い出さすべきことです。
愛してるまま亡くなってありがとう、と感謝の気持ちすら沸き起こり、あなたのこれからの生きていくささえになり、彼は生き続けてくれます。
↓クリックして応援よろしくお願いします。
![にほんブログ村 家族ブログ 死別へ](https://b.blogmura.com/family/shibetsu/88_31.gif)
コメント