明日はまた同じ日が繰り返すと思っていた
夫が亡くなってから、色々な自分と対峙しました。
特に死ぬことに対して、死というのはなんて生活の隣り合わせにあるものなんだろうと、深く感じるようになりました。
今までは、他人事。
遠い世界のこと。
死ぬことが怖いとさえ思っていなかったし、生きているのが当たり前だと思っていました。
それくらい死ということは非日常の世界でした。
だから、先延ばしすることも当たり前だし、まぁ明日やればいいやと、それを毎日繰り返してあっという間に歳を取ってしまった、そんな感じ。
20代は周りの友達より遅く彼ができました。
30代周りの友達より遅く夫と結婚しました。
いつも先延ばで、しいわゆる「適齢期」という時期になると、周りに取り残された感じがして焦っていたように思います。
結婚はなんとか滑り込みセーフになったものの、あろうことか(?)夫と死別という経験を周りの人たちよりも早く経験することになりました。
一体この人生はなんなんだ?と深く考えざるを得ない状況になったのです。
人生観が変わった
これ以上人と比較して自分の人生のスピードを決めるなことはない。
これ以上人生を先延ばしにしてはならない。
あなたはここまで追い込まないと、人生に大事なことに気がつかないんだろうと、神の啓示を受けたような感じです。
大事な人が人生半ばにして幕を下ろした時に立ち会うことになった自分の人生の意味は?
(もとい、夫の人生は本当に「人生半ばにして幕を下ろした」のは真実か否かも考える案件ですが。)
死は生と隣り合わせ。
それは間違いない事実。
とはいえ、平穏な日本に生活している私が培った先延ばし癖はなかなに手強いです。
でも夫が教えてくれた大切な事に、私はいつも感謝をして生きているのです。
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