潜んでいる怖い人

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<この記事を書いた人>

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周りの言葉に気をつけよう

誰かを亡くすと、亡くなったその人との距離がかければ近いほど、自分を責めがちです。
逆に現実的に微妙な距離の人で、生活を共にしていた私たちの責任にしたがる人が一定数いるのではないかなと思います。
それをストレートに「あなたのせいで彼は亡くなった」と言うわけではないから、厄介です。
でも、根底に「あなたのせいでしょ」があるから、言葉の端々にそれが出るんですよね。
夫婦でよく相談とかしていたの?
せめて彼があなたに相談していたら…
とか、
どんな食生活をしていたの?
食事の管理していたの?
とか。
これは普通の会話です。
無意識で悪気なく言っている言葉です。

最悪で最高の相性の人

自分を責めている時期で、根底に「夫が亡くなったのは、自分の責任だ」と思っている自分。
表立っては優しい声かけをするような人で「彼が亡くなったのはあなたのせいでしょ」と根底で思っている人。
この会話の相性は一方にとっては非常に相性が良く、一方にとっては最悪の相性なのです。
無意識レベルで相手を責めてスッキリしますし、受ける方は無意識レベルで、自分をもっと責めることになるから。
今となっては、わかります。
この人は私のせいで彼が亡くなったと、この10年ずっと思ってきたんだな、そして今もそう思っているし、想いが変わることはないんだろう、と。
私の場合、そう言う人と意図的に会わないようにしていました。
これこそ、本能が「近づくな」と言っていて、声をかけられても3回に1回くらいしか会うことをしなかったりしていました。
いつしか自分の中の「責める感情」をクリアにしたことで、それを客観的に聞けるようになりました。
でも、あの当時、自分を責めまくっていた自分が頻繁に聞いていたらどうだっただろうと思います。
ボディブローのようにじわりじわりと効いてきて、いつしか心を折られて立ち上がることができなかったんじゃないかと思うと、こういう善人顔して根底に「私は関係ない、あなたか悪いんでしょ」と思う人は本当に怖いなと思います。
でも、辛い時は心むき出し状態ですので、きっと心が反応しているはず。
優しい言葉をかけてもらえているような気がするけど、どうも疲れるとか、どうも落ち込むなんてことがあったら、自主的に距離を置いて、休むことをお勧めします。
誰かと会っているという、一時的な寂しさを紛らわす行為より、とにかくひとり休む方がきっと心の回復は早いから。
本当に辛い時にあなたのことを考えてくれる人は、きっと待ってくれるし、ご縁があれば必ずまた楽しい時間を過ごせます。

 

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