死別後は後ろばかり見ます。
いわゆる後ろ向きというやつです。
- なんでこうなったんだろ?
- 何が悪かっただろう?
- なんで今こんな状態なんだろう?
- 私は何か悪ことをしたのだろうか?
そんな感じではないですか?
子供のことは頭によぎるけど、この子達のことを「私は」どうやって育ていけばいいんだろう?
という具合。
夫のことを考えているようで、自分のことを考えています。
夫といない「私は」とても寂しい、というように。
子供たちが可哀想と自分が思う前に周りに言われたりして、そんなことをなんで私は言われなきゃいけないの?みたいなね。
主語が大抵自分になっていませんか?
殻に閉じこもるし、とても視野が狭くなっていています。
それは全く悪いことでなく、批判しているわけではないです。
なんせ私自身がそんな感じだったから、そんな感じなのではないかなと思っているのです。
それが、しばらくすれば、私以外にもこの経験した人はいるのだろうか?とか、他の人のことも気になります。
それから、子供の幸せを心から考えられる日もくれば、夫のことを少し客観的に見られる日もできてきます。
周りの人の気遣いもわかるようになったりもして、少しずつ自分の視野が広がっている自分に気がつくでしょう。
自分の人生において、自分を大事にするためにも自分のことを考えます。
それとはまた違って、死別後の周りのことも目に入らないって言う状態よりか、誰かのことを思ったり、誰かのことを気遣ったりできている自分になれたら、それは一歩前に進んだ状態です。
それも進んだり後退したりを繰り返すから、大抵後退した時に「私って全然死別当初と何も変わっていない」と凹むもの。
カウンセリングでも、そんな一歩進んだなと思う瞬間があるのです。
言葉の中に出ますからわかるのですが、ご本人は、あの時から変わっていない、いつまでも同じことばかり考えてしまうとおっしゃったりします。
でも、ご本人が気がついていないだけで、実は視野も大きく変わっている場合も多いです。
ちゃんと進んでいる自分に気がついてあげてください。
少しだけど、私は進んでいるんだと思えば、いつしか、あれ?なんだか楽になっていると気づきやすくなります。
自分の進み具合、ご自身で気がついてあげてくださいね。
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