ここから始まった

スポンサーリンク

<この記事を書いた人>

私は、必死になっていました。

夫はなくなってから、とにかくなんとかっしなきゃって思って、仕事を探しました。

でも、何をやってもうまくいかないし、毎日焦って時間だけがどんどんと過ぎていく感じ。

そんな時ネットでひとり親の就職支援をしているところを見つけて、アポなしで行ったんですよね。

何度もこのブログに出てきている、Nさんとの出会いです。

初めての、夫との死別を経験された先輩に会ったわけです。

あの時、他の方が私の面談をしていたら、今の私はなかったとはっきりと言えるくらいこの人との出会いが私の人生を大きく動かしてくれました。

いや、逆か。

私の人生を大きく止めてくれました、と言うのが正解。

だって、必死でもがいていた私に

「頑張らなくていい」と言ってくれたから。

その言葉に私は本当に救われて、やっと泣けて、やっとホッとしたんです。

必死で、血眼になって仕事を探している私にストップをかけてくれた人。

そこで、立ち止まって今の自分に何が必要で、どう生きていくかを冷静に考えさせてくれた、本当に私にとっては魔法の言葉です。

Nさんは全く覚えていなみたいなんですけどね、私は忘れられない言葉です。

頑張らなくていい、と言われて一旦一呼吸して、すぐに働かずとも徐々に社会復帰をする道が開けました。(職業訓練校という選択です)

で、それに頑張ったわけです。

頑張らなくていいと言われて、ホッと力が一旦抜けたからこそ、力が入ったんでしょうね。そこから今まで、なんとかやってきました。

やっぱりわたしにとって、あの言葉は自分の二本の足で歩き出すスタート地点だったと思います。

私にとっては頑張らなくていいは衝撃でした。

でも、今の私だったらそれを理解できるし、もしかつての私のように血眼になっている人がいたら、同じ言葉をかけたいなと思います。

だって、十分頑張っているのだから。

パートナーを亡くしているんですよ?(それは配偶者だけではなく、あなたの大切なひとという意味)

そんな時に生きようとしている、それってすごい事だと思うんですよね。

どうにかこの現状を打破しようって思っているんだと思うのです。

もうエネルギーも底をつきそうなのに、絞り出して頑張っているという状態。

だからね、頑張らなくていいんです。一旦休憩していいんですよ。

あの人分まで頑張らなくちゃ、はわかります。

でも、あの人はあの人、私は私の人生とここはきちんと分けて考える事をお勧めします。

冷たいようですが、その人の人生は幕を閉じています。

それを背負うことはないと思うのです。

そんなん経験をした、「私」の人生なんですよ。

私は「頑張らなくていい」という言葉で、それがいい意味で切り離されたと思います。

全てはその言葉から始まりました。

だから、言いたいです。

「今は頑張らなくていいよ」って。

パートナーを亡くした方のカウンセリング

当事者として、寄り添ったカウンセリングをいたします。

お申し込みはこちら

↓クリックして応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 家族ブログ 死別へ

コメント