7回忌

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<この記事を書いた人>

今年も命日近くに、夫の高校時代のお坊さんのお友達がお経を読んでくださることになりました。

その名も「夫(の名前)を囲む会』。

去年は夫の葬儀に呼べなかった(家族葬だったため)方を集めて、結構大きな会にしました。

今年は、7回忌ではあるのですが、どうも私の体調的に踏ん張りが利かず、疲れ気味ということで、こぢんまりした会にしたいということを申し出ました。

お坊さんのKさんは、私の都合のいいように行いましょうと言ってくださり、去年日程が合わなかった方を中心にお声をかけさせていただきました。

当初4人程度の本当にこぢんまりした会にするつもりでしたが、仕事の合間を縫って来てくださった方もいたりで、結局10名くらいの方が来てくださいました。

今回は子連れの方が多くて、子供入れるとプラス9人。

うちの長男が3年生で一番年長者で、まだワイワイ遊べる年齢。

ばらくすると打ち解けて子供部屋で何やらずっと遊んでいました。

今年は子供の声のする夫を囲む会になりました。

毎年1回、Kさんのご好意でお経を読んでもらっていて、そこが私の区切りというか、振り返りの時間になります。

今年は涙も出ずに、何か穏やかで、さぁここからだな、という新たなスタート地点に立ったような感覚がありました。

やっぱり、49日、1回忌、3回忌、7回忌・・・次は13回忌になるわけですが、昔からのしきたりはうまくできていて、その時その時がちょうど良い節目になっているように感じます。

私は、毎日流れるように過ごしている(それも問題ですが)わけですが、Kさんにとっては断片的で、1年に1回私たち家族の姿を見ているわけです。

初めてお会いした時のことなんかも思い出し「本当に明るくなりましたね」と言ってくれて、あ、そうだっけ?初めて会った時の私ってどうだったっけな?と思い出した訳です。

3年前の私は、まだまだメソメソしていましたし、いろいろ外に向けて許すこともできなかった。

何よりも自分のことを絶対的に許していなかったように思います。

それがたくさんの人に出会い、心の隅にある、言いたくないことを勇気を出してお話しして少しずつ少しずつ、いろいろなことを許してきたのかもしれません。

Kさんはおっしゃいました。

本当にいい空気になってきてますよ。

そうでなければ、子供たちにトラブル(喧嘩とか)が起きるでしょう、と。

そういえば、短時間ではあるものの、誰一人泣くこともなく、なんだか穏やかな空気の中、それぞれの子供がそれぞれなりにその場を穏やかに過ごしていました。

そして、何より不思議なのは、夫が亡くなっていなければこの子供たちは会っていなかったということ。

うちの家族を中心にそれそれのご家族とは会うこともあったのかもしれません。

でも、一緒に過ごすなんてことはなかったのだろうなというのは、私にとっては不思議なご縁が働いたと思うのです。

夫が繋いだご縁ですよね。

それがまた、何だかとても夫らしくて嬉しかった。

時が経てば、必ず穏やかに命日を迎えられると私は信じています。

それは人それそれなのかもしれませんが、必ず時は流れていて頑張ってそこまで生きてきた自分がいます。

亡くなった方を思い出し、胸が苦しくなることもたくさんあると思います。

でも、そこまで頑張ってきたご自身を振り返る時間にもしてほしいと思います。

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