死別カウンセラー万珠です。
当事者として、大切な方と死別した方へのカウンセリングをしております。
わたしの感じたこと、死別の辛さから解放される方法を発信しています。
13回忌が過ぎて
13回忌がさらっと過ぎてしまいました。
過ぎてから、音声収録をした際に(毎週音声を収録しています)自分を振り返りました。
あの時の絶望、あの時の震え、あの時の感情、すべて忘れていません。
思い出そうと思えば、私はワープしてあの時の感情が沸き上がります。
だからと言って、それは絶望ではなくて、私を生きる勇気にしてくれる。
いつでも、あの時の一番苦しい私が生きる原動力。
この過程が自信なのです。
いつも、あの苦しさを経験した自分が愛おしい。
よく頑張ってきたねといつも自分に胸を張って言えます。
あんなに孤独だった私が、少しずつ力をつけて、誰かの勇気になっていると思うと本当によくやってきたと思えます。
自分をどう思っていますか?
今辛い渦中にいる方、あなたは自分のことをどう思っていますか?
なんで私にこんなことが起きるのだろうか?
私は何か悪いことをしたのだろうか?
なんで、なんで・・いろいろな思いが巡ると思います。
後悔や自責、憤りや怒り、こんなにたくさんのネガティブの感情があったなんて知らなかった、と思うくらい、毎日がネガティブに彩られているかもしれません。
わたしはそうでした。
笑う事なんてできなかった。
笑うってなんだっけ?
笑うってどんな風にするんだっけ?
そう思っていました。
でも、そう思っていたから答えが見つかったのかもしれません。
自分を変える
そんな自分が嫌いでした。
でも、それと同時にこのままでは嫌だと思いました。
自分を変えたいと思いました。
今の自分を受け入れられないから、何か違う自分を探していました。
でも13年経った今でも、自分は自分でしかありません。
ただ、どんな自分であっても、自分を見捨てなかっただけです。
どうやったら変われるだろう?とその方法をずっと探していました。
探してはトライし、何も変わっていないと落胆し、でも諦めずに他の方法を探してはチャレンジ、その繰り返しです。
変わりたい、という思い
そして、ふと気が付くんです。
なんだかこの間と違うなと。
自分は変わったと思う反面、根本は同じだなと気が付くの。
今も私は、変わりたいと思っています。
何が違うかというと、自分を受け入れながら変わりたいと思っているという事。
その違いを感じることができるのは、自己否定を続けた自分がいるから。
受け入れてしまえば、あんなふうに自分を傷つけるのは、もう絶対にやめようと思えます。
だから一つも無駄は無いですよ。
より、自分を大切にしたいと思えるから。
あの絶望があるから、自分を愛おしく思えます。
だから、あの12年前の感情は私の宝。
とても大切なもの。
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