死別経験を肯定的に捉えるには

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<この記事を書いた人>

死別カウンセラー万珠です。

当事者として、大切な方と死別した方へのカウンセリングをしております。

わたしの感じたこと、死別の辛さから解放される方法を発信しています。

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死別経験を肯定的に捉えるには

死別経験をすると、悲しい、寂しいなどネガティブな感情に襲われます。

そして、後悔や自分責めが始まれば、それが拡大して、自己否定をし始める方も少なくないでしょう。

死別経験を肯定的に捉えるにはどうしたらいいか、考えてみましょう。

自分がどうとらえるか、が答え

結論から言うと、自分が肯定的に捉えさえすればそれが答えです。

自分がこの経験を否定すれば否定した事柄になり、肯定すれば肯定的な経験となります。

単純に言えばそれだけです。

その過程は難しいと取れたら難しい、簡単と捉えたら簡単。

 

自分がどう考えるかで、未来は変わってきますので、これをいったん頭に入れておいてください。

 

物事を多面的に捉えられるか

物事は1面ではなく多面です。

死別をしたら、すべて最悪の1面しかないように思えます。

最初はそれしか見えませんが、死別をして得たことなどを考えてみるといいでしょう。

 

私は、死別をするまで、死別したシングルマザーが世の中にいることすら考えたこともありませんでした。

それは私にとって、今となってはとても素晴らしい気づきです。

心がえぐられる気持ちを経験なんてしたくはなかったけれど、したことで人の痛みというものが知れました。

自分の人生を色濃く深いものになったと思えます。

必ずその事柄には多面性があり、裏と表があります。

最初は1面しか見えないとは思いますが、それを味わい切ればその裏を考える余力が出てきます。

無理やりにでもそこを見ていけば、肯定的に転換する力が付いてきます。

 

小さな幸せを感じる力を

夫と死別さえしなければ、私は何不自由なく幸せだったと断言できますか?

今の生活の些細な幸せを見逃していませんか?

 

私は夫を亡くしてから、翌日目が覚めていることすら奇跡なんだと気が付きました。

昨日と同じような明日が来る、これが当たり前ではないことを毎日心の底から実感しています。

その積み重ねがとても重要で、それなら、必然的に自分が活きているうちに経験したいことをまだ十分にし切れていないことに気が付きます。

それには、健康や体力が必要。

それに付随して気力も必要。

当たり前は当たり前ではない気づきはとても大事です。

それには毎日過ごす、自分の在り方が見えてきます。

素敵なことなのです。

 

夫がいない人生

死別した直後から、夫がいたら、経験できないと思える日々が始まります。

夫を亡くした経験をした私だから出会える人、それを丸ごとの自分を受け入れてくれる人が必ず出てきます。

それ以上に死別経験を大袈裟に捉えないくらいいろいろな経験をした人とも出会うでしょう。

自分の人生は決して特別ではないという気づきに至るころには、自分の器が少し大きくなっている証拠です。

素敵な人に出会い始めたら、それは自分が素敵になっているということ。

 

目の前の世界は自分の鏡です

そう捉えたら、自分がどういう人と付き合いどういう時間を過ごせばいいのか見えてきます。

もっとわがままになっていいし、自分の時間を大切にしていきましょう。

自分が満たされて来れば、自ずと物事は肯定的に考えられるようになります。

幸せは夫に与えてもらうものではありません。

自分が自分に与えるもの。

それを、頼る人がいなくなったからこそ、真剣に向き合うことになるのです。

 

その先に、今の自分だから広がる人生は繰り広げられていきます。

肯定的に捉えていきましょう。

 

 

 

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