少し無理をできるようになった頃、がむしゃらに就活を始めました。
その時ネットでひとり親の就労支援サービスがあることを知りました。
私は何も考えずに電車に飛び乗りその会社まで行きました。
本来は予約制なのですが、私が行った時間はたまたま予約されている方がなく、突然押しかけた私を受け入れてお話を聴いてもらいました。
私のメンターNさんとの出会いです。
何を話したか覚えていません。
ただ、その時は頑張らなければ、強くならなければ、働かなければモードですので泣くまいと思っていたことは覚えています。
偶然話を聴いてくださったNさん。
彼女は私と同じ二人の息子さんがいらっしゃって、お子さんが小学生の時に、夫との死別を経験された方でした。
私が夫を亡くして、初めて出会った死別経験の方でした。
ひとしきり話を聴いてくださったNさんは
頑張らなくてもいいんですよ。
とおっしゃいました。
その言葉を聴いた瞬間、堰を切ったように涙が溢れ出し、しばらく止まらなかったことを覚えています。
頑張らなくていい。
私が頑張らなきゃ、もっともっと頑張らなきゃ。
周りからも、頑張れ、子供を育てるのだから、もっと必死になれ。
私は何もない。だから、頑張るしかないんだ。頑張れ、頑張れ、頑張れ…!!
私は自分に鞭を打ち続けていました。
これは、神様からの罰なんだと。私が夫を救えなかったから…。
頑張らなくてもいい。
それはきっと、似たような経験をされたからこそ、出てきた言葉なのでしょう。
その言葉に乗っかっているNさんの気持ちも含め、それは私にとってとても救われる、温かく強い忘れられない言葉です。
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