夫の死は自分の思考が引き寄せたのか?

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<この記事を書いた人>

死別カウンセラー万珠です。

当事者として、大切な方と死別した方へのカウンセリングをしております。

わたしの感じたこと、死別の辛さから解放される方法を発信しています。

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思考は現実化する

「思考は現実化する」と言う名著がありますね。

思ったことが現実化する、というなんとも魔法使いのようなお話です。

これが全てに当てはまるかというと、私はそうは思いません。

 

私が夫を亡くした当初、この「思考は現実化する」と言う言葉にすごく悩まされました。

 


夫が生前、仕事での出張は決まって名古屋でした。

名古屋〜東京間は新幹線で本当に近いですよね。

だから決まって出張は、泊まることなく帰宅していました。

私は、子育てで手一杯だったので「たまには泊まりで出張とかないかな。たまには帰って来なくてもいいのに」と思っていました。

 

また、夫が本当に帰らなかった日私は何故か「今日は帰ってきて」と彼に伝えたことを今でも覚えています。

私は、この日夫が帰ってこないと潜在的に思っていたから、この言葉を言ってしまったんだと、自分を恐ろしく思っていました。(今も、少し思っています。)

自責の念に便乗してくる不安

夫を亡くしたときは、自責の念が強く、あれこれ自分が夫の死を導いてしまったかもしれないと思いがちです。

それは、自責の念モードに入っているから、それを集めようとして、自分で膨らませているだけです。

それは生きていて欲しかったからという後悔から来るもの。

自責の念は自然発生的に沸き上がりますから、それを確信したい自分が探してしまっているというだけのことです。

また、夫を亡くしたときは、精神的にパニックになって潜在意識がパッカーンと開いた無防備な状態なのではないかと思います。

だから、例えば周りから

「ちゃんと旦那様の健康管理していたの?」

みたいな心ない言葉をかけられた場合、自分を攻めている状態かつ未防備だから、

「そうかもしれない。私はダメだダメだ」

と、これまた証拠を集めようと必死に証拠をかき集めて、結果私のせいで夫は亡くなった、と言うループに自らハマって行くのです。

ブラックジョークの中で気がついたこと

この歳にもなりますと、夫婦仲に陰り見せ始める友達も出てきたりします。

離婚を考えている人は

「いっそのこと夫がいなくなってくれたらいいのに」と本気で思っている人も少なくありません。

私を羨む場合もあるし、正直「なかなか死なない」みたいなブラックジョークを平気で言ったりします。

私の前で言う?とも思いますが、このように本気で思っている場合も現実化しておらず悩み続けている人も世の中にはたくさんいますよね。

だから思ったからと言って必ず現実化するわけではなく、もっと死というのは誰にもコントロールできないレベルのものだと理解してください。

人それぞれの課題がある

先日記載したように、「夫は私の人生でどんな役割を果たしてくれたのだろう?」と考えると、私にとって夫は、ある意味お役目を果たしてくれた存在。

そして、夫には夫の課題があり、憶測ですが、人生の彼の課題を終えたからこそ人生の終止符を打ったのかなと思うことがあります。


夫はとても美食家で、本当に食べることが大好きだったのに、「世の中のうまいもんは食べ尽くした気がする」と言っていました。

最近それを思い出し、私はなんだかゾッと背筋に感じるものがありました。

だって、世の中にもっともっと美味しいものはごまんとあるから。

何か彼の中で終わりを感じさせる言葉だなと思って、彼は何かわかっていたのかしら?と憶測してしまうのです。

だから、私の知らない彼の課題があって、それをクリアしてしまったから卒業したのかなと思うことがあります。

引き寄せの法則

引き寄せの法則は私はあると思います。

でも、だれかの死と結びつけるものではないと思います。

引き寄せる感覚を持ち始めると、その違いがわかってくるのですが、人を殺めるほどのことではなく、また次元の話だと私は思っています。

 

まずは自分を愛することと、自分を信じることから始めましょう。

そうすることで、何を考えたら良いのか不安になることも無くなります。

大丈夫です。

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