別れを癒す言葉~秋の読書のすゝめ

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<この記事を書いた人>

死別カウンセラー万珠です。

当事者として、大切な方と死別した方へのカウンセリングをしております。

わたしの感じたこと、死別の辛さから解放される方法を発信しています。

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別れを癒す言葉

急に涼しくなり、秋めいて来ましたね。

やっと深く呼吸をできるような、清々しい空気に包まれています。

この変わりゆく季節がとても好き。

 

すごく集中力が増しませんか?

もしかしたら、死別の悲しさに集中力を注いでいる方も在るかもしれません。

読書の秋~死別におすすの図書~

久しぶりにスマホを脇に置き、紙の本を手にとって、少しずつ読み進めています。

 

今回はたまたま図書館で目に留まった「別れを癒す365日のことば」という、娘と死別をした著者マーサ・ヒックマンの本を読んでいます。

 

別れからは既に癒されたと思っている私ですが、たまたまランダムで開いたページが私の誕生日(1日1ページの構成になっています)だったので、ご縁を感じて、読むことにしました。

気が向いたときに、目をつむってページを開き、それが私へのメッセージだと思って楽しみながら読み進めています。

お子さんを亡くすというのは、夫を亡くす私とは感覚も違うとは思いますが、共感することもとても多いですよ。

肉体の疲労と言う癒し

今日の言葉

悲しむ者は、肉体が疲れ果て、内なる感情の波に耐えられなくなるまで泣き、己の悲しみをかきたてることで、慰めを得る。

~マイモニデス(エジプトのユダヤ教聖職者)


この言葉、心の底から共感し、過去の自分の映像が明確に浮かびました。

 

とにかく疲れ果てるほど泣きましたが、泣いたとて誰かが応えてくれることはありません。

でも大声で泣いたり、泣き叫んだり、それを続けることで精根尽き果てます。

そして泣き疲れ、目をはらしてやがて寝てしまう。

このまま真っ暗でいるかと思いきや、必ず朝が来て、光を浴びることになります。

 

誰も自分を助けてくれることはないけれど、お日様が私を照らすのです。

まぶしいくらいに。

 

感情(本章では「鬱積した悲しみと怒り」と表現しています)を見えない暗闇にぶちまけたとしても、必ず朝はやってきて、最初は絶望かもしれませんが、やがてその温かさに癒しを得ようになる。

 

むしろ、悲しみを我慢することをなんとなく良しとした空気感や、故人は悲しんでいるあなたなど望んでいないと、周りは言うかもしれません。

 

もちろんそうではありますし、あなたが頭の中では十分に分かっていることです。

では、そのために何をするかと言うと、「放出」です。

肉体が疲れ果てるほど、放出をするのです。

 

それを出し切った後に、慰めを得ることができ、希望と繋がります。

だから、大丈夫です。

悲しみも怒りも疲れるほど出し切りましょう。

 

それでいいのです。

 

久しぶりに読書をすることで、SNSとは違う魅力に再認識しています。

 

SNSはもっと身近な人に似たような人がいないかとか、自分の追い求めているワードを深めていくことはできます。

それにも一長一短はありますが、悲しみを深くすることだって容易です。

 

本はタイトルの通り、「癒す」ことに徹底しています。

私は悲しみにそれようとしたとしても、癒すことだけが詰まっているという安心感を持って本を開くことができますね。

 

自分は死別の辛さを癒したいなら、検索ワードはもしかしたら違うのかもしれませんし、SNS上だけではないところに、あなたを救う言葉があるかもしれません。

 

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