死別ブログをお探し中のあなたに、少しでもお役に立てればと思い記事を更新しております月城真佑美です。
私は、夫の遺品をほとんど手放しました。
手放すまではとても苦労をしましたが、手放したことで、未来が見えることもたくさんあります。
今日は「夫の遺品手放し方5選」をお話ししたいと思います。
夫の友達に来てもらう
夫の友人関係をほぼ把握していた私。
一番仲の良い友達は大学も同じで、結婚後も家族ぐるみのお付き合いをしていました。
ですので、いきなり捨てるのにはとてもハードルがあったので、私はまず夫の友達に来てもらい、片見分けをさせてもらいました。
少しでも夫のものを活かしてもらえる人へ手渡せたと思っています。
夫はネクタイ大好きでしたので、それを数本ずつと、友人たちとゆかりのあるものを引き取ってもらいました。
そこで渡しきれないものは、私や友人の未来には不要なものと思い、お役御免として手放しました。
必要なものだけ、必要な人に。それ以外は夫だけにとって必要だったものだと思って手放すことができました。
お友達と会って夫の話をすることで、そのもの自体ではなく、思い出や彼に対する今の気持ちが大切だと言うことに気がつきます。
そこでの話は癒しになり、彼のものへの気持ちは昇華されたように思います。
義実家との思い出は手放す
不思議なことに、夫が亡くなったことで義実家からアルバムや夫のものが送られてきました。
私はそれがとても不思議でなりませんでした。
私と出会う前の夫の実家での思い出は、彼の幼いときの写真を数枚を残し、処分しました。
それは義両親から夫のものを通じて、孫たちに彼の話をしたいと思えばするべきことだと思います。
夫から幼いときの話を聞いたことなんてたかが知れています。
ですから、私は実家の思い出を手にしたところで、何の感情も、思い出話も出てこないと判断して手放しました。今あったとしても活かせないものの代表格は自分と出会う前の夫の思い出です。
ですから、あまり深く考えないで横流しするように手放しました。
断捨離系の本を読む
おすすめの本は以下の3つ
- 「ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 」(カレン・キングストン著)
- 「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」佐々木典士著
- 「人生がときめく片付けの魔法」近藤麻理恵著
この3冊を読めば、ものの見方が変わり、過去から未来を考えようと思えるようになりました。
旦那様の遺品を片付けることに迷うなら、一旦お休みをして読書をしてみてもいいのではないでしょうか?
自分の今の状況を変えたいと思うなら、無理をしないで一旦未来を考える時間に当てると、夫のものを手放すか、今ではないのか、そもそも手放さなくていいと思えるのかを納得した形で答えが出ると思います。
プロに依頼する
上にご紹介した「人生がときめく片づけの魔法」の著者の近藤麻理恵のお弟子さんに来てもらって、片付けをしました。
自分と向き合う時間になりましたので、とても有効だと思います。
また、大型家具に至っては、「家族4人で暮らすためのもの」だったので、私は見ているのも辛かったです。
ですから、とにかく業者に電話をしてしまう。
予約をしてしまったら、改修の日までにその中身を片付けなければいけなくなりますから、いやでも夫のものを処分できました。
期限を決めてしまうと動かざるを得ない状況に追い込まれます。
ですので、何か大掛かりなもので迷う場合は、業者に連絡をしてみて、そこから考えるのもアリかなと思います。
私は、目に入るだけで辛いものは処分すると決めました。
大きなものがなくなり、景色が変われば気持ちも必然的に変わります。
その時の気持ちの変化を感じることができれば、夫のもの以外にも、これから生きていく上での意識が変わってきます。
自分の気持ちを確認する
夫のものを見ると落ち込むのか、それとも穏やかな気持ちになるのか、ここが遺品整理のポイントです。
私の場合は、見れば辛くて落ち込みました。
触れば動けなくなり、泣き崩れていました。
それが続くことが苦しくて嫌だと思ったことから、処分すると決意しました。
だから、まずは気持ちありきで考えます。
そして、定期的に自分の心がその空間にいてどうなのかを確認します。
自分が満たされるのか、削られるような気持ちになるのか、そこが決め手です。
ただ、いつも心掛けていることは、「人生には限りがあって、自分もいつ死ぬかはわからない」と言うことです。
そのものを処分するには、時間も労力もお金もかかるのは間違いありません。
それを我が子にやらせるのかと思うと、私はさせたくないと思っています。
遺品整理を苦しいながらもやった私だからこそ、そう思います。
断捨離なんて言葉がもはや一般的になっています。
だから何でもかんでも捨てて仕舞えばいいのかというとそう言うわけではない。
ご自身の未来を考えた時に、今の自分を満たすもの、未来に必要なものは何かを考えるきっかけに、旦那様のものがあるのかも知れませんね。
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