死別体験を大切な経験とするために

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<この記事を書いた人>

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死別体験を今どう捉えていますか?

死別したことを不幸だとか、悲しいとか、今の自分はどう捉えているでしょうか?

大切な人に触れたり、一緒に生活することはできなくなりました。

一緒に生きていくと思っていた未来が失われたわけですから、憤りや虚しさを感じてしまっているかもしれません。

それは今あなたが、夫のいない寂しさを感じていたり、自分の理想とは違う現実を生きているからです。

それは仕方のないことで自然なことです。

今の悼みをきちんと感じているのだから、悲しみと向き合っている自分を勇気ある人間だと受け止めてください。

向き合うのことは苦しくてパワーのいることだからです。

まずは、自分を褒め、労ることがスタートです。

過去の捉え方は「今の自分」が基準

自分が変わることで、過去の意味合いが変わります。

それは素晴らしい旦那様との時間を過ごしていたから、きっと頭ではわかっているはずです。

旦那様との出会いで、その前の子供の時の辛かったことや、イタイ恋愛経験すら意味があったと自分が納得できていたはずではないですか。

単純に言えば「今の自分」が満足でハッピーだったら、過去の辛い経験も良かったことに転じます。

まず、いくら旦那様との時間が素晴らしかったとしても、それ以降幸せになれないと決めないことです。

人は変化していきます。

自ら変化を仕掛けることだってできますよね。

今の自分を整えることこそ、過去の悼みを癒す特効薬と言えるでしょう。

日々のいいところを拾う癖を

今、自分の不足ばかり見ていませんか?

もちろん欠乏感がいっぱいの時は、同じものを引き寄せますし、夫がいなくても子供がいるから良いじゃないみたいな言葉に偉く傷ついたりするものです。

ですから、しばらくは悲しみを味わえば良いです。

徐々に今日は少し笑えたなという日が必ず出てきます。

そこを受け入れ、変わってきている自分を感じたら、積極的に良いことを拾う癖をつけましょう。

自分を控えめに言っていないか

また自分の癖や性格を、謙遜も込めて控えめに言っていませんか?

自己評価を下げると、それに漬け込んでくる人が引き寄せられます。

「どうせ私なんか夫がいないし」と思うと、そんなあなたといることに心地よさを感じる人が寄生します。

本当は自分のことを愛しているのに、変に天邪鬼に自分を表現すると、共鳴する人や、そんなあなたを利用して気分を良くする人が寄ってきますので、注意してください。

そこを私は私で素晴らしい。夫に愛されていた私はなんて幸せだ、と心の底から自信を持って寄生して来る人を跳ね除けましょう。

変な謙遜表現はやめて、良い言い換え言葉を用意しておくこと。

それはできないのであれば、こんな自分だからよかった出来事を思い返してください。

自分を確立すればそれに見合う人に出会えます。

簡単に言えば、付き合う人は自分選べます。

嫌なら付き合わないという、簡単な選択ができます。

自信が持てれば、怖がることもなくなります。

自分の尊敬できる人たちに囲まれれば、きっと今の自分が満たされていきます。

死別後に、素晴らしい人に出会えたら、死別という経験をしたから出会えたのだと、死別経験の意味づけが確実に変わります。

新しい自分

 

そういう意味で言うと、私の場合は、死別後に新しい「自分」と出会えました。

死別前の私は自己肯定感が低く、依存体質で、とにかくダメな人間でした。

夫と死別をしなければここまで自分と向き合うこともなかったし、ダメな自分もひっくるめ自分をここまで愛することができなかったと思います。

一番大切な、本当の自分と出会えさせてくれた夫はまさに運命の人。

だから、夫の死を絶対無駄にしたくないですし、常に感謝しています。

時々いないことに寂しさや苛立ちもありますが、生きてもきっとあっただろうと思えば、そんな彼との関係は生死問わず大切だと思えます。

私は色々な人の手を借り、今をもっと良くしたいと考え、できる範囲のことをやりながら生きています。

それを続けてきた結果、死別直後の死別の意味合いと、今の死別の意味は全く変わりました。

過去は変えられます。

今が変われば過去も変わる。

生きていく上で過去は必ずくっついて来るのだから、それなら良い過去にしませんか。

そうするために今できることはなんでしょう。

 

 

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