息子の14歳の誕生日

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出かけられない誕生日

今日は長男の14歳の誕生日でした。

やっと解熱した私は、久しぶりに心地よい平熱での朝を迎え、完全に寝坊。

バタバタしすぎて「誕生日おめでとう」の一言を伝え忘れるという失態。

友達にも会えない誕生日にしてしまい、息子には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

解熱して、やっと冷静に色々なことが見えてきた証拠でもありますが、友達といる方が楽しい年頃の長男にはなかなかの試練を与えてしまいました。

ケーキはみんなが元気に食べられるようになってからの方が楽しいからと、ケーキも延期。(家族三人だけでもう一度食べようと約束していました。)

いつもは反抗的な態度が多いですが、基本的にこういうところは優しいなと思う、親バカな私です。

愛されている長男

今日は義家族からプレゼントが届きました。

彼は義実家にとって初孫です。

だからか、とても可愛がられています。

彼もそれを感じながら14年間生きているように思います。

夫が亡くなって、顔のそっくりな子供たちは本当に大切な存在なのでしょう。

私の感情だけで縁を切ることはしなくてよかったと思います。

そして、彼にとっても愛情を注いでくれるおじいちゃんおばあちゃんの存在は大きいのではないのかなと思います。

やはり子供にとって、気にかけてくれる人の存在って大事。

彼なりにきちんと受け止めているように思います。

今日、義母から電話がありました。

私のねぎらいもありましたが、それよりもプレゼントを送ったことを孫に伝えたい気持ちでいっぱい(笑)。

10年間、お互いに大切な人を亡くしたという意味では共通しています。

だから良いことも悪いことも、気持ちの波はお互いに大いにありました。

でもこうして夫亡き今、穏やかにお互いの健康をただ想い合い、大切な子供(孫)を想い合う関係に変化したことで、この選択で良かったと思えます。

もし、今義家族との関係で迷っている方がいたとしたら、白黒つける必要もないのかなというのが私の意見です。

人生グレーでも良いではないですか。

一旦放置して、時間が立って考えてみるのも良いのかもしれません。

それこそ、コロナの熱にうなされていた自分は、熱が覚めてから冷静な判断がてきている、と思うのと似ているのかもしれません。

パパのことは関係ない

*イメージ

父親がいなくてつまづいた時、私がついごめんねと言うと、彼はいつも

それ(父親の死)は関係ない

と言います。

私は、夫がいたらもっと手をかけてあげられたと思うことがたくさんあります。

ただそれは私の視点であって、息子にとっては関係ないものは関係ない。

父がいないからと言って、悲観的にならないのは長男の強みです。

パパを亡くした当時は、いつも不安で私を探したり、泣いたり、はにかんだり(きちんと笑えなかった)と心配がたくさんあった子でした。

でも、いつしか、生活を立て直すことで必死だった私を見ながら、幼い彼なりに一人で色々なことを乗り越えたのだろうと思います。

私の知らないところで、たくさんの人に出会い、支えられ、彼の力で父親の死を乗り越えて、自分なりに成長してくれているのだろうと思います。

私は、綺麗にいえば、無意識に彼らもどうにか父の死を乗り越えてくれると信じていたのかもしれません。

それが言葉にせずとも伝わって、気がつけば「関係ない」と言ってのけるほど強くなってくれていたのでしょう。

 

お誕生日おめでとう!!

あの日、あなたの誕生をパパは誰よりも喜んでいました。

生まれてきてくれてありがとう。

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