父は今食道がんステージ3.5、余命1年をら宣告され、もう少しで半分の半年が経ちます。
それで思うことは、やっぱり基本的な性格、偏屈な性格はきっと死ぬまで変わらないんだなということ。
その人の特性は変わらない。
むしろクセが強くなる。
私が最後まで残る性質ってなんだろうなんて思いますが、明るくて笑っている部分が最後まで残ればいいなと思います。
話は逸れましたが、父はものすごく堅物で偏屈です。
それは幼少期も絡んでいると思います。
中2で母と他界。
父子家庭になります。
弟がいます。
おじさんは底抜けに明るくて大好きでした。
場合によってはチャラい感じかもしれません(笑)。
おじさんは50代で脳腫瘍で亡くなっています。
父の父親であって、私のおじいちゃんにあたる人は父が高校3年かな?くらいに入院して、父は大学に行けず高卒でサラリーマンになります。
入院生活を支える苦学生っていうやつです。
長男だからと親戚に言われて、いろいろな責任を負って生きてきたんでしょうね。
とにかく苦労人だというわけです。
そりゃ偏屈にもなるわけだ、と思います。
父から父の幼少期の話は聞いたこともないし、聞くという頭もなかった。
大人になってから、少しずつ母からそうらしいと聞いて行ったという感じ。
一度癌宣告をされた後、聞いたことがあったんですが、話さなきゃならないのかとキレられたのでそれ以上はもう聞けませんね。
よっぽど話したくない事なんだろうと思います。
なぜ母と結婚したかはこれまた謎なんですが、母曰く
多分この人は裏切らないんじゃないか
と思ったそうです。
まぁ今も母は献身的に父のサポートをしているわけなので、色々あっても、なんだかんだ言って母は情はあると言っていました。
ご縁があった二人なんでしょうね。
とかく短命家系で、孤独な人です。
いいところはなんでも筋を通す人でした。
口は悪いけど、間違ってはいないという。
これを物腰柔らかく行ければよかったんですが、それができない不器用な人なんでしょうね。
とにかく堅物で面白みもない。
冗談をわかる人になってほしいと私の生まれた時に書いていて、私は割とそれができる人間かなと思います。
ただ、父のいう冗談っていうのがよくわからない。
笑いのツボが全く違う父ですね。
でも、筋の通った人だから、パパも妹の旦那さんも父は大丈夫みたいでいい関係を築くんですよね。
そこは不思議でした。
そして、とても体が弱い。
心臓肥大、不整脈、胃がんもしてるし、脳梗塞は4回?網膜剥離もしたなー。
それでもオレは健康だというのだから、精神力と自分を言いくるめる力はあるんでしょうね。
思い込ませる力ね。
先日腰が痛くなり、それが少し軽減、便通も調子が良い日に私は父に会いました。
そんな時でも自分は健康だというんだから、私は絶句しましたが、父の健康の定義ってものすごい低いというか、何事もあまりない日が健康って言う意味なんだ。
死別を経験した私が、ある日笑えただけで感謝、と似たような感覚なんでしょうね。
とにかく幼少期がら苦労が絶えず、家族の不健康も父が一手に引き受けてくれてるんじゃないかってくらいです。
そりゃ偏屈にもなります。
やっぱり父を見ていても、両親の影響って少なからずあるんだと思います。
それでも、結婚して家族を持てた父は娘ながら幸せなことだったんじゃないかなと思います。
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