なぜパパだったのか16

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<この記事を書いた人>

パパは彼女とお別れしました。

もう気持ち自体が離れていたようなので、納得して別れたようです。
本当の事はわからないけど、パパを信じましょう。
私は専門学校を卒業し、久しぶりの社会人へ。
これもご縁かもしれませんが、パパの職場と隣駅でした。
私たちは頻繁に会うようになりました。
関係は変わらない。
10年前と変わらず時間を忘れて、喋り続ける私たち。
結婚とかも全く意識しないで、ただ楽しい時間が過ぎて行きました。
もともと双方の両親の面識もありました。
私が両親に会わせることはとても敷居が低かったんですね。
なので、付き合い始めて間もない頃、気楽な感じでパパを家に招きました。
その時、ちょうど?父が胃がんの宣告を受けていたのです。
始めてのがん(父は今食道がんです)で、かなり動揺していたんでしょうね。
父は自己中ですから、パパに自分の容態を伝えて、結婚式を挙げるなら、自分の手術のタイミングを考えて、このくらいの時期がいい、みたいな話をしたんですよ。
今でも 信じられない…。
パパはまじめに、父の話を聞いてくれて、
わかりました
と言って一気に婚約者となるのです。
おいおい。
付き合い始めて半年。
原宿のスタバで
お父さんに言われたから結婚する、みたいに思われたら嫌だから、改めて言うね。
と。
結婚しよう。
と言ってくれました。
父の病気のタイミングもそう。
なんだか不思議な勢いがありました。
私たちは30歳の春に結婚する事になりました。
幸せいっぱいの私は、せっかく決まった職場も簡単に退職して、専業主婦へ。
私とパパの長い回り道はこれでおしまいです。
いろんなことが絡み合って、人生って変わっていくものたなぁってつくづく思います。
なんとなく描き始めたけれど、やっぱり10年を振り返るのは長かった!
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コメント

  1. ゆう より:

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    お父さんも、ビビッときたんですかね? ?
    プロポーズ、なんだか感動してうるっときてしまいました。
    私はプロポーズちゃんとしてもらった記憶がなくて、、、いつのまにか結婚してました笑

  2. あおいほし より:

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    PASS:
    >ゆうさん
    父は多分本当に自分の事しか考えてなかっあと思いますよ(^_^;)
    歳も年だったので、そんな流れになったのか、これも縁かなぁ。
    パパは生真面目な部分がありましたね。
    ゆうさんと旦那様の素敵な思い出を、思い出すきっかけになれたかな?と感じてちょっと嬉しいです。
    ゆうさんはプロポーズはなかったんですね。
    でも、自然と結婚するというのが、お二人にしっくりくる流れだったのかなぁなんて想像しています。