義実家へ

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<この記事を書いた人>

1/2義実家へ行ってきました。

うちは喪中のため新年会って感じではないけれど、一年に一度くらいははみんな揃ってお話しするのもいいもんです。
義実家からは、私の仕事への労いもあったのですが、今後の金銭的なことや付き合い方のことの話をされました。
私は当初義実家から、籍を抜くことも考えたことがあるくらい義実家に対して嫌悪感を抱いたこともありました。
でも、時間が過ぎ、感情が落ち着いた今となって考えることは、それをしなくてよかったと言うことです。
当時、最愛の息子を亡くしたばかりの義両親は私と家族のために、いろいろな手続きを進めてくれました。
私が横でメソメソ泣いてばかりいて、何もできなかったけれど、彼らは粛々と手続きを進めてくれて、今の生活基盤を整えてくれたのです。
あの当時の私は自分のことだけで精一杯で、自分の悲しいと言う感情で精一杯。
未来のことへの不安と、子供達を1人で育てなければいけないプレッシャー、そう言うネガティヴな感情ばかりが溢れ出ていました。
義両親からの厳しい言葉もたくさんありました。
当時の私にはどうしても受け止められなかったり、憤りを感じることも多かったから、本当に逃げたくて仕方がなかった。
でも、今は相手の立場で想像することができるようになりました。
最愛の息子を亡くして、行き場がない思い。
その中で「生活」と言う現実と「感情」を切り離して、どうにか私たちの生活をなんとかしようとしてくれたのは、並大抵のことではなかったんじゃないかなと思うのです。
その行き場のない思いを、夫を亡くした人に対してぶつけていいのかと言うと、それは違うなとは思うのですが、でもその思いを私にぶつけてしまうのも、仕方のないことなのかなとも思うのです。
私も2人の息子を持つ身として、義両親の立場だったらと思うと、私が想像をする以上にとても辛かったのでしょう。
だから、こうして何気ない会話ができるようになるまですごく時間がかかかりました。
義父とは会わない時期が何年もあります。
でも、時間がいろいろなことを穏やかに変え、私たちはこうして笑いながら話をするところまで回復しました。
それは、私だけじゃなくて、義家族の気持ちもあってのこと。
何もかも、すぐに白黒つけなくても、自然と形は変わってゆくもの。
時には目を背けてしまってもいいのです。
それでも時間は刻々と過ぎ、形を変えてゆくものだから。
今となっては、義両親には感謝であふれていて、新年早々、自分の言葉で、感謝を彼らに伝えられて本当に気持ちがスッキリしました。
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コメント

  1. コロ より:

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    私も相手は違いますが、主人が他界した後に色々してくれた親戚と似たような状況になりました。辛さと苦しさのあまり、何も出来ない私に良かれと厳しい言葉を掛けてくれた事で更に落ち込み、先導して進めてくれた手続きにも私がちゃんと向き合えない事にも呆れられ。結局、向こうに見捨てられた感じになりました。
    今では関係に溝が出来、以前はしょっちゅう連絡し合っていましたが、全くといってよいほど無くなりました。
    先日久しぶりに会いましたが、何だか無視されているようで、会話も続きませんでした。
    主人の事がなければ、本当に仲が良かったのに。悲しいけれど仕方ない、と思っています。

  2. あおいほし より:

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    >コロさん
    今年もよろしくお願いします。
    死別直後って本当に泣くしができないですよね。
    私たちと周りの人って心の状態は違いますから、仕方がないといえば仕方がないんです。
    「今」は溝ができたようで悲しい、仕方ないと思っているけれど、もしかしたら、私の場合のように何年もかけて関係が変わる可能性だってあります。
    そこは一旦手放してみてもいいかもしれませんね。
    本当に時間ってすごく不思議です。
    だから、1日1日を少しでもコロさんが満たされる時間を作れたらいいですね。
    いつもコメントありがとうござます。