クライアントさんからのご感想
カウンセリングをしていて、早い方で半年~1年くらいで、ご自身の中で「変化」を感じる方が多いです。
そういう方は、コツコツと継続的にカウンセリングを受けています。
今日も、お一人の方がご自身を「一段階上がった感じがする」とおっしゃっていました。
そのクライアントさんの気づきが素晴らしいと感じたので、シェアします。
良い時も悪い時も話をする
この方は、カウンセリングを受けようと決めて、とにかく続けようと思ったそうです。
悪い時だけではなく、良い時も、月1回のペースで必ず受けると決めた、とのこと。
それが良かったとおっしゃっていました。
カウンセリングとは、その人によって捉え方が違います。
定期的に振り返る利点は、自分が調子いいと思うことも、カウンセラーと振り返れば、何が良かったのか、どう良くなったのか、具体的に振り返ることができるということです。
「なんとなく調子いいな~」と流すわけではなく、
一旦立ち止まる、確認する、腑に落とす
その繰り返しで、じわじわと自分の中に、その自分の「良い」という感覚が溜まっていきます。
それがあふれ出した時に、色々なことが腹落ちして、あぁこういうことなんだという気づきを得られます。
(感覚なので、言葉で表現しがたく、もどかしいです。)
「自分は大丈夫かな」という感覚になり、あとは自分がカウンセラーがいなくとも、それを心底信じられるかどうか。
信じられない場合はカウンセラーが信じます。
信頼関係さえあれば、カウンセラーの信じている気持ちを徐々に受け入れられて、自分を信じられるようになります。
この「徐々に」と言うところが大事ですね。
表現が合っているか難しいですが、要はボディブローです。
徐々に自分への信用を打ち込んで行って、いつか落ちる(笑)みたいな感覚です。
それが定期的なカウンセリングと言えます。
死別の辛さを乗り越える先の世界
死別の辛さと向き合うこと、大泣きすることは、正直疲れます。
疲労困憊というやつです。
だから、逃げたしたくなります。
そこに、誰かそばにいて伴走してくれたら、落ちそうになった時に手を引いて助けてもらえます。
余りにも辛いなら逃げるが勝ちの場合もありますから、それを自分が否定しなければいいと思います。(良い悪いと決めすぎない)
それは自分が選んだことだからね。
ですが、そこを超えた世界もまたあるのだという事です。
そんな自分をどう思いますか?と私は質問します。
泣きじゃくったリ、うつろな目でいたり、変にテンション高かったり、色々なご自身と出会いながらカウンセリングが進んで、それを越えた今の自分をどう思いますか?と。
昨日のクライアントさんは、そんな自分はかっこいいと思うとおっしゃっていました。
そう言えるまでに、どれだけ苦しかったか一番知っているのは自分です。
その自分に対して最高の言葉をかけてあげて、一番喜んでいるのは私ではありません。
クライアントさんご本人(とインナーチャイルド)です。
そんな瞬間に立ち会わせ頂くことは、感謝でしかないです。
そこにたどり着いたのは、誰でもなくクライアントさんが本気で死別経験と、自分と向き合ったからだと思います。
その表情をみると、いつも菩薩様のような優しさと強さを感じます。
一つ重たい荷物を下ろせた、そんあ安堵感とも言えます。
私とご縁していただいたことに、心から感謝です。
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