死別ブログをお探し中のあなたに、少しでもお役に立てればと思い記事を更新しております月城真佑美です。
「死別シングルマザーが立ち直るブログ」で、私自身がどう立ち直ってきたのかを、記憶を辿りながら綴っています。
私の生活の目処が明確になった日のこと。
生活の目処が立つと心の支えが取れる
私は夫の死別直後に、兄から自分の生活費の算出をするようにアドバイスを受けました。
食費から光熱費、事細かい支出を書き出しました。
その時無職だったので、収入は遺族年金と子供手当、東京都在住の児童育成手当が私の収入源でした。
あとは貯金を切り崩すことになり、そうなると一体いつまで仕事をせずにいけるのかもシュミレーションしました。
もちろん、それだけでは到底生活できないので、仕事をしなければと躍起になって就職活動をしましたが、全敗。
引きこもり生活になりました。
なぜこんなに必死になっていたかと言うと、住宅ローンがあったから。
賃貸に出すことも想定しました。
手放す事も想定していました。
それに決着がついた日のことを私は忘れられません。
私が職業訓練校に通い始めて3ヶ月目。
その日は少し早く駅に着いて、人気のあまりない神田駅からのんびり学校に向かって歩いていました。
そこに一本の電話が入ります。
自宅の保険が降りたと言う内容です。
私は一気に力が抜けました。
私が一番最初に連絡したのは義母でした。
そこは迷うことなく、義母に伝えたい
と思ったのです。
義母から、よかったと言われ、道端で私は泣いていました。
パパの思い入れのあるお家に住める。
住み続けることができるんだ。
うちの場合、死因がはっきりしていません。
だから、それまでの道のりは決して容易いものではありませんでした。
そこで一番協力してくれたのは義母です。
最愛の息子を亡くしても、気丈に振る舞い、私たちの未来を見据えて行動してくれました。
それに対して、私は正直疑問を持った事もあります。でも、私は過去と今を見ていて、義母は過去から未来までも見ていてくれていたんだと思います。
生活シュミレーションが一気に変わりました。
私はひとつ胸の支えが取れ、人に対しての敵意が少し緩みました。
人というのは単純で、わかりやすいもの。
それを自分の身を持って理解しました。
夫を亡くすと、とかくお金の事を羨むようなことを言う人がいます。
でも、夫は還ってきません。
それが本当にどう言うことか、それをわかっての発言なのか疑問に思う事があります。
経験しなければわからない事ばかりですが、何一つ同じ経験というものはありません。
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